孤独のときにしか繋がれない感覚がある。[131/1000]
寂しさの中に居続けると、寂しいという感覚すらも分からなくなる。陽が落ちた寒そうな諏訪湖を眺めていても何の気休めにもならず、心は凍り付いたように冷たく粗い。胸が締め付けられて痛いのに、涙は溢れそうで溢れない。スーパーで買っ…
寂しさの中に居続けると、寂しいという感覚すらも分からなくなる。陽が落ちた寒そうな諏訪湖を眺めていても何の気休めにもならず、心は凍り付いたように冷たく粗い。胸が締め付けられて痛いのに、涙は溢れそうで溢れない。スーパーで買っ…
アイツは変わらず元気にしてるだろうか。仕事頑張ってるだろうか。彼女とはうまくやってるだろうか。いつも気前が良くてかっこいいが、本当は裏で苦しさを抱えて懸命に生きてるのだろう。また一緒に温かい飯を食らいたい。 あの人は元気…
暇だと鬱になることを別の言葉で表現すれば、生きることも死ぬこともできない人生に対する漠然とした虚無感だと言える。息を吸うには、先ず吐くことが必要であるように、生きるには死ななければならない。巷でよく聞かれる「生きている実…
なんだかんだ葛藤だらけのこの1000日投稿も、思い立ったのは、坂口恭平さんの言葉にある。1年以上続いた引きこもり鬱から身を奮い立たせて家から飛び出したものの、身体だけ外にあって、心はまだ内にあるような状態だった。外に出た…
自分の中に、絶対的な聖域を持つこと。その聖域には誰にも足を踏み入れさせないこと。言うまでもなく、自分から聖域を打ち明けるなんてことはもっての外である。好きだと言葉にするのは簡単であるが、恋の膨張はそこで終わる。ひたすら耐…
三島由紀夫の「葉隠入門」と、執行草舟の「超葉隠論」を繰り返し読むうちに、堅物だった言葉たちの血流を感じることができるようになってきた。 執行草舟は、7歳で葉隠と出会い、その後、モーセの十戒に倣って、自身で葉隠十戒をつくっ…
「武士道というは死ぬことと見つけたり。」これは魂のもつ価値に絶対的な信頼を置き、人間存在のすべての価値を魂の尊厳に置くということ。執行草舟は、「物質主義の完全否定だ」と言い切った。豪快である。 我々の大半は、生き伸びるこ…
精神と肉体の自己について、思慮を巡らせている。魂の自分は自由であるが、肉体という制限を与えられたことで、不自由な人間を生きなければならなくなった。こうして考えることも、書くことも、読むことも、与えられた器を使わないと成し…
分からない。執行草舟氏の「超葉隠論」を読了したものの、魂が粉砕した感覚しかなく、どう言葉にしたらいいのか分からないでいる。なんというか、凄まじかった。 今日はあえてこの粉砕した感覚を言葉によって修復することを試みないでお…
覚悟は言葉ではなく、行動によって認められる。 こうして毎日言葉を残すことに躊躇いを感じている。躊躇いを感じ、あるところでは言葉の節にあらわれる虚栄心に恥を認めながら、それでも言葉を残すことを選ぶ。言葉を残すことをやめれば…