【お知らせ】1000日投稿について
この1000日投稿を、電脳空間に送り出す装置の動力源であった、ポータブルバッテリーが故障してしまった。wifiが動かなくなり、直にパソコンも動かなくなる。つまり、草枕月記への投稿が途絶える。今はそのかぎられた時間のなかで…
この1000日投稿を、電脳空間に送り出す装置の動力源であった、ポータブルバッテリーが故障してしまった。wifiが動かなくなり、直にパソコンも動かなくなる。つまり、草枕月記への投稿が途絶える。今はそのかぎられた時間のなかで…
歓喜、悲哀、憤怒、寂寥。感情は尊いものにちがいない。しかし、直情的に感情をさらけだすことが正しいとも思わない。歯を食いしばるようにぐっとこらえ胸奥に押し忍ぶことで、感情は見えない何か、大きなものに昇華され、美しい花を咲か…
命を捧げた人間に出会うから、命を捧げることをおぼえていく。聖人のようなギブ&ギブの精神は理想として語られるが、それを支えるのは神の力を無限に授かるほどの祈りの習慣ではないだろうか。母親が命懸けで産んだことを覚えている人間…
現世を嫌う人間も、永遠の一部を飾るのが、今日であるという事実からは目を背けることができない。凄惨な過去も華やかな過去も、はじめから歴史の一部を織りなしていたのではなく、不自由と不条理に抗争した人間たちの命の躍動によって産…
孤立と孤独の境目は、そこに天が存在しうるかである。同じように、旅行と旅との境目も、そこに天が存在しうるかだ。天のもとでは、命をさらけだすことが可能となる。旅にはいつも冒険が付きまとい、まるで命で風をきるような猛々しさがあ…
草枕月記では、孤独や孤立をテーマとして扱うことが多い。それは、私自身が孤立に苦しんだ人間であり、孤独に救いを見出す人間だからである。私はこれらの言葉の定義に、天や神といった信仰の存在をみつける。孤独な人間がなぜ孤独になる…
吉田松陰は、群を抜いた読書家であった。鎖国の中、アメリカの軍艦にまぎれ潜入を試みようとした罪で、野山獄に投獄されるも、その3年間のうちに読んだ書物は1500冊を超えていたという。これは、一か月あたり約40冊のペースにあた…
大分寒くなってきたが、ちゃんと暖はとっているか。ちゃんと湯船に浸かっているか。ちゃんと温かいものを食べてるか。 私のほうは最近、熱々の玄米がゆを食べることで、湯船に浸かるに匹敵するほどの熱量を獲得できること…
人生に「美」を見出さずにいられない人間は、その中心に「神」を据え、平坦な虚ろを貫いて猛々しく立ち上がることに憧れる。それが人間のみに与えられた宇宙の神秘だと信じるからである。そして、これこそが、意味のないと言われる虚ろな…
異常なほどの寂しさは、まっとうに人間をやっている証である。老いと死の風に無防備に晒されて、ただそこに、佇んでいるのである。凍えた魂を温めるのは、炎々と燃える太陽の役目だ。日没が寂しいのは、太陽が去ってしまうからである。夜…