ホームレスの哲学[345/1000]
345日前、坂口恭平さんの本を読んで、感動の嵐に襲われた。この1000日投稿をはじめたきっかけとなったのも、坂口恭平さんの言葉だった。 「人間には誰にでもつづける能力がそなわっている。皆嫌なこと毎日つづけてる。」という皮…
345日前、坂口恭平さんの本を読んで、感動の嵐に襲われた。この1000日投稿をはじめたきっかけとなったのも、坂口恭平さんの言葉だった。 「人間には誰にでもつづける能力がそなわっている。皆嫌なこと毎日つづけてる。」という皮…
日本人の幸せは家族がベースにあると思う。 天皇が父で、臣民は子であるという家族国家観は今はなきものだけれど、日本人民族のDNAには、家族とのかかわり、親戚や近所のつきあいの中で幸せを感じやすい血が流れている。  …
どうでもいいことで溢れてる。どうでもいいことに悩み、どうでもいいことに関心を集め、どうでもいいことばかり話し、どうでもいいことの価値が信じられる。そうした世界のまやかしのなかで、目を覚ましていたいと願うのだ。https:…
「愛に憑かれた人間は、それ以外のことはなにもきこえず、なにもみえなくなる。自分が自分の主人でなくなるのですから。ガレー船の漕ぎ座につながれた奴隷のようなものです。ストリックランドを捕らえた情熱は、愛と変わらない暴君でした…
たぶん、幸福になれば、言葉は必要としなくなる。不幸のどん底、地獄のどん底から天に伸ばす手だけが、藁にもすがる思いで言葉を掴む。この1000日投稿がもし途絶えることがあるなら、それは私が刑務所に投じられるときではなく、地上…
仕事をやめるか、やめないか。迷うのは、どちらの選択も真実を含んでいるからだ。やめるも正しく、やめないも正しい。 一度堕ちた生命は、堕ちることへの好奇心が宿る。この生命の好奇心を満たさねば、天に向くことはないのではないか。…
今度の終末こそ本物だ。何故なら、人間の思想と呼ぶべきものはみんな死んでしまったからだ。(略) 思想の衣装は悉く廃れ落ち、人間は裸で宇宙の冷たさに直面している。 お前のその非力な掌では、すでに冷えかかった人間の体を、温めて…
ほんとうは魂の活動に夢中となり、腹が減ったことにも気づかないまま行き倒れになるくらい、肉体を置いてきぼりにしたい。https://t.co/LPzrXQEOKw — 内田知弥 (@tomtombread) May 23,…
虚無に対抗する手段として、娯楽の中に自分を閉じ込めた。最初は束の間の休息で、再び虚無に立ち向かう。次第に娯楽の時間は引き延ばされ、気づけば生活の大半を娯楽が支配した。こうして魂は奪われるのではないのか。それを幸せというの…
神というのはまことに狡猾な発明で、人間の知りえたことの九十パーセントは人間のために残しておき、のこりの十パーセントを神という管理者に委ねて、その外側の厖大(ぼうだい)な虚無とのつなぎ目を、管理者の手の内でぼかしておいても…