気の流れについて。美味いもん食って楽しいことしようぜ[48/1000]

東京都あきる野市にいる。

東京といえども、都心からは40kmほど離れているので、目の前には山がそびえ立ち、水が流れる音も聞こえる。

 

近くのお堂からいい鐘の音が聞こえた。

静寂、澄んだ空気、お堂の鐘、水の流れる音、歩く人の雰囲気、私が今いる場所からは、禅の気を感じる。

 

少し散歩した後、縄跳びをして、瞑想をした。場所のおかげか、よく集中できた。

しかし、どこか空気が重たい。自然は多く、静かだが、気がうまく流れていないように感じる。

 

 

私のすぐ後ろに「キケン のぼってはいけません」と汚いスプレーで書かれた、くすんだ看板が2つある。

猛烈に嫌な気を発している。

 

犯人はオマエかっ・・・!

 

見てたら「気」持ちが悪くなってきた・・・。ダメだ・・・場所を変えよう・・・。

・・・そんなことも思ったが!気持ちいい状態でいることだけがすべてかと言われるとそれも違うなと感じた。

 

気持ちのいい状態でいたいとは思うが、えり好みはしない。いい状態も悪い状態も、ただ今感じていることをそのまま残す。

「気」の話をすると、見えないものだから敬遠したくなる人もいるだろう。しかし、日常の中でも「気」という言葉は当たり前に使われる。

 

「天気がいい」は、天がいい気を放っているということだし、「やる気がある」は、やるぞ!と思える気があるということ。

「元気がない」は元々持って生まれた気が不足している状態。気が合うとか、気が合わないという言葉もある。

 

人に気を遣いすぎれば、気疲れを起こすが、腹から笑うと、丹田に蓄えた気が流れ出して元気になる。

風が吹くと気持ちがよくて、朝日を浴びると気力が蘇る。汚い部屋にいると、心も荒むが、掃除をすると気持ちは晴れ晴れとする。

 

 

日常の中で、気は減ったり増えたりする。滞ったり、流れたりもする。

私はそれを日常的に体感している。

 

皆さんも、そんな経験に思い辺りはありませんか?

 

 

「今、気がよく巡ってるな!」って時は、大体いつもよく動いていて、「なんだか気が滞ってるな」って時は、大体寝っ転がってて、頭ばっかで考えてる。

 

こうして文章を書いている時もそう。いい文章が書けたなと感じる時は、頭からお尻まで、文章全体に、気が流れてる。

逆に、微妙だなぁとか、嘘くさいなぁ、と感じるときは、どこかで気の流れがせき止められてる。

 

だから、いつも音読して、気が引っかかるところを探す。上流から溢れ出た水を、下流までスムーズに届ける感覚。

 

大体いつも記事は1500字くらいあるけど、実は、一番最初の、1つ目の言葉を書き始めた時点で、既に、終わりは決まってるのかもしれない!

私はただ、上流の水を、下流まで引っ張っているにすぎない。山の上から麓の里まで、水をひく。

 

この作業は、結構キツイ。キツイが、上から下まで、滞りなく水が流れると、記事が1つ完成してる。この感覚はとても心地がよい!

いつも言っているが、私は「今元気かどうか」を一番大切にしている。

こうして言葉を書いている今の私も、このブログを読んでいる今のあなたも、今この瞬間元気だったら、もうそれ以上のことはない。

 

でも、私には気の流れが悪くなる瞬間が、毎日ほぼ必ず訪れる。

 

ほらっ・・・!今もまた気が滞ってた・・・!(ほらっと言っても分からないだろうけど笑)

それに気づいてまた気が流れ始めたと思えば、次の瞬間には、ほらっ・・・!また気が詰まり始める。

 

んもぉおおおなんなんだー------。って言いながら、こんなのは日常茶飯事で、気づかない所でしょっちゅう気滞は起きてる。

 

頭でっかちになればなるほど、考えすぎれば考えすぎるほど、気は滞る。

(ちなみに、気の流れが悪くなることを、東洋医学では気滞という。気が滞ると、心身に不調を起こすという。)

 

 

気の巡りをよくすることは、とてもシンプルで、気持ちのいいことをすればいい。

運動して汗を流すとか、部屋を掃除するとか、早起きをするとか、目標を立てて努力するとか、今感じていることを言葉にするとか、いいものを食べるとか、そういうこと。

 

気持ちのいいことと、気晴らしは違う。

お酒に溺れたり、甘いものを爆食いしたり、性行為に耽ったりすることは、嫌なことは忘れられるけど、流れそのものが良くならないと、気はすぐに滞る。

 

・・・とはいいながら、快楽を全否定するというわけではなく、お酒が身体を温めて、酔った勢いで涙をどぼどぼこぼして、なんだかすっきりすることもあるし、甘いものに凝縮された幸せを感じたら、疲れが一気に吹っ飛ぶなんてこともある。

快楽は、滞った気のど真ん中を、ぶち壊すほどの強烈な威力を持つ。うめぇものはうめぇんだ!

 

この辺りの、さじ加減は難しい。諸刃の剣だ!

 

 

でも、考えすぎても、どーしよーもないときは、どーしよーもない。

お酒に溺れたい時はお酒に溺れたい。もうどうしようもなく、一度ぐちゃぐちゃになりたいときもある。

 

理想はこうしろ!みたいのは、どこに行ってもつきものだけど、「絶対にこうしなきゃ!」という理想に縛られすぎると、かえって気の流れは悪くなる。

 

結局のところ、今流れているままに、どこまでも流れていくことが、そのときのベストだったりする。

抗わず、ただ今この時の流れに身を任せようぜ。

 

 

「とりあえず、うまいもん食って、うまい酒でも飲もうや!!!」

そんな気前のいいセリフを、いつか言ってみたいぜ・・・!(by酒の飲めない私)

 

 

とりあえず、今日もなんとか、上流の水を、下流までひけたみたいだ!

山から下りた水で、里は潤った!!!よしよし!!!

 

というわけで、本日は「気」のお話でした!

皆さんは今の気の流れはいかがでしょうか!

 

今日はこの辺りでお別れ!

また明日!ばいばい!

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