この世界の虚無すらも愛せる日が来るのかな[285/1000]
私はこの世界の虚無を憎んでいるのかもしれない。 20代の半分をこの虚無を問うことに費やした、と書いたけれども、過去形ではなく、進行形である。 今もまだ、虚無を問うてるし、死ぬまで問い続ける宿敵にあるのかもしれないと思う。…
私はこの世界の虚無を憎んでいるのかもしれない。 20代の半分をこの虚無を問うことに費やした、と書いたけれども、過去形ではなく、進行形である。 今もまだ、虚無を問うてるし、死ぬまで問い続ける宿敵にあるのかもしれないと思う。…
誰にも理解されないと感じるから、神に救いを求める。 神に救いを求めて、言葉は紡ぎ出される。 だから、詩も音楽も芸術も、涙がある。 涙があるものに、たくさん触れていたい。 深い孤独を抱えたまま生きていくほど、…
インドの古典であるギーターに、「私は人間における雄々しさである」という聖バカヴァットの言葉がある。 私はこの言葉に感銘を受けた。魂とは雄々しいものであり、自己の内から雄々しさを開花させることこそ、人間の宿命だと感じたから…
文明に飼いならされるとき、生命の実感を失う。野性を失い、無菌で血のない清潔な生活に覆われる。 文明から弾き出されるとき、生命は虚無となる。義を失い、道を失い、何のために生きているのか分からなくなる。 飼いな…
虚無に堕ちることが怖ろしい。あの苦痛にだけは耐えられない。 永遠から切り離されれば虚無となる。文明から孤立すれば虚無となる。楽を欲して、楽に堕ちれば虚無となる。同じように解放を望んでも、自由の虚無には耐えられない。 &n…
失礼極まりない話である。私は卑劣だ。しかし、今感じていることの他に何も書ける気がしないから、感じていることを感じている事実として、恥を忍んで書き残すほかない。 私は今の仕事が生命を懸けるに値しないと感じてい…
はっきりと言葉にしよう。私は仕事をやめたくてやめたくてたまらないのだ。ぎりぎりの戦いをしている。不合理に食い殺されるとき、こうした悲痛な嘆きがどうしても生まれてしまう。鬱で引きこもりのクズを拾ってもらったのだから、恩知ら…
仕事をしている。好きことを仕事をしているわけではない。むしろ、今の仕事は、好きとは無縁のことをしていて、向いてもいないと思う。 それでも仕事をするのは、この生命を、文明にぶつけるためである。文明にぶつかって、文明の中で、…
数日間の苦しみがようやく去り、爽やかな朝がやってきた。昨晩の雨でぬれた大地が、太陽で美しく輝いている。 苦しみを散々吐露して、見苦しい姿を残してしまった。苦難は去ったといっても、安らぎは束の間であることは間違いない。今日…
西暦2023年3月23日。まだ生きている。やばくなっているが、魂の救済は諦めていない。 魂の毒を食らいすぎて、ここ数日はとにかく悶え苦しんだ。今も渦中にいる。このままだと死にかねないと思い、音楽に救いを求める。初めて、モ…