東南アジアを旅してます、とむです。
ボクは、世界遺産級の名所と同じくらい、名の無いド田舎の風景が好きです。
先日カンボジアで、自転車を1日レンタルして、田舎を走っていると
時間の流れが独特な世界
にたどりつきました。
トンレサップ湖を背に、大きな緑に囲まれて、ゆらりゆらりとハンモックに揺られている夫婦。
彼らは、いっさい人工音が届かない環境で
- 自分のペースで呼吸をして
- ゆっくりと静かに生きていました
日本の時間の流れはとても速い。
意識せずに生きていると、自然と自分の呼吸も早くなっていきます。
それに適応できればいいのですが、
必ずしも誰かの呼吸の速さは、全員にとって心地よいものではないのです
生き急がなくても大丈夫。
もし息苦しくなったら、呼吸のスピードを落としてみてはどうでしょう。
ちゃんと生きていけます。
1 ゆっくり生きる人生の何が悪いのか
ゆっくり生きることに抵抗感を感じるのは、
ゆっくり生きること=乗り遅れ=死
を連想させるからでしょう
サバンナで暮らす動物を例にみると分かりやすいのですが、
- ライオンがシマウマを襲うとき、シマウマはのん気に草を食べ続けてたら捕食されてしまう
- ライオンもゆっくり走っていれば、獲物を逃してしまう
番長
- ゆっくり仕事をしていれば、残業しないといけない
- 流行りにのりおくれれば、仲間の話題についていけない
- キャリアに空白ができれば、再就職が不利になる
- 早く結果を出さなければ、人から認められない
高校受験や、大学受験、いっせいに始まる就職活動、仕事のノルマ。
そんな、横との競争をつねに意識させられてきたから、ゆっくり生きることが許されなかったのです。
もし、何らかの競争の中で生きるのであれば、「ゆっくり生きる」なんて言ってられないのかもしれません。
けれどもし
他者との比較に生きることをやめて
自分の心の豊かさを大切にしたいのなら
ゆっくり生きることを覚えてもいいのかもしれません。
2 本当に生き急ぐ必要はあるのか?ゆっくり生きてみる
ボクたちが生き急ぐのは
『不安定な状態』から『安定した状態』になりたいから
でしょう
- 不便な状態→便利な状態
- お金のない状態→お金のある状態
- 独身の状態→結婚した状態
- 自由じゃない状態→自由な状態
- 幸せじゃない状態→幸せな状態
けれど、本当に生き急ぐ必要ってあるのでしょうか。
そんなにも「不安定な状態」はいけないことなのでしょうか。
ボクは最近
『不安定な状態』も悪くはない
と思うのです
人が『不安定な状態』のとき、すごく生命力に満ちていると思うから。
- 100kmの道のりを、どろどろの汗まみれになりながら、あえて自転車で旅して
- マイナス10度の極寒の中、4か月にわたって車上生活をして
- 定職がない中、認知行動療法を勉強して、ブログを書いて、自分の将来について考えて
そんな自分を生きてきて、ボクは「不安定な状態」の魅力を感じています。
もちろん、不安定な状態には苦労が伴うから、たまに嫌気がさす。
- 早く結果を出したい
- 早く安定したい
- 早くお金を稼ぎたい
- 早く旅をしたい
- 早く自由になりたい
- 早くパートナーがほしい
だけど、ほうっておいても人は『安定した状態』へと向かっていく。
キングコング西野さんのブログにこう書いてありました。
鉄は、鉄鉱石という「錆の塊」から、人工的に酸素を取り除いて作ったものなんだって。
ボクらは『錆び』を「劣化」のように捉えているけど、厳密に言うと「酸化」で、あれが本来の姿だ。
「万物はより安定した姿に変化する」が、この世界のルールで、『鉄』という「不安定な姿」から、『錆び』という「安定した姿」へと変化しているというわけだ。
『不安定な状態』を、不安に思わなくても大丈夫。
たとえ今が不安定だったとしても、流れるように生きていれば、自然と『安定した状態』へと移っていく。
ボクは自分のペースで生きようと思います。
何かに追われることをやめて、自分の歩みでやってきます。
3 ゆっくり生きるにはゆっくりとした呼吸で生きること
ゆっくり生きる方法の1つに
ゆっくりとした呼吸で生きること
があります
これは瞑想をしていて、ボクもよく感じることなのですが、
おもしろいことに、人の呼吸はリラックスできているほどゆっくりになります。
反対に、人前で緊張や焦りを抱えていると、呼吸は浅くなっています。
ゆっくり生きるって、何も難しいことではなくて、
- 自分の呼吸に気づいて
- ゆっくりと呼吸をしてみる
これだけで、生活は自然とおだやかになっていきます。
現代人が、日々の生活の中に”ゆとり”を取り入れるのには、この方法が一番簡単なのかなと感じます。
ハンモックにゆられた夫婦。自然の息にとけこんだように、静かでゆっくりとした深い呼吸をしていました。
ゆっくり生きるとは、ゆっくりとした呼吸で生きること。
何かに追われていて、気持ちに余裕がなくなっていると感じるときは、
ぜひ呼吸に意識をむけてみてください。
4 まとめ
ここでお伝えしたかったことは次の3つ!
- 何かに追われることに疲れたのならゆっくり生きてみませんか?
- 不安定な状態は続くかもしれないけど、不安定な自分には魅力があるかもしれない
- 自分の呼吸に気づいて、ゆっくりと呼吸をしてみること。自分のペースを確保してみて!
ちなみに、ハンモックの夫婦が登場する動画がこれ!
ちょっとしか登場しませんが、興味のある方はどうぞご覧ください^^
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