半年かけてつくった森の家で初夜をむかえる―寂しい夜が帰ってきた[963/1000]
僕は二十歳だった。それが人生でもっとも美しいときだなんて誰にも言わせない。 ポール・ニーザン ついに新しくつくった森の家で初夜を迎える。できることなら、完全に完成してから、新たな気持ちで住み始めたいところだったが、ここの…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
僕は二十歳だった。それが人生でもっとも美しいときだなんて誰にも言わせない。 ポール・ニーザン ついに新しくつくった森の家で初夜を迎える。できることなら、完全に完成してから、新たな気持ちで住み始めたいところだったが、ここの…
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僕はもう年齢を取らない。到頭僕は死んで仕舞った。僕は毎日種種(いろん)な祈禱の声を持って居る。この快活な魂が輝いて、僕の灰は温かい。 北村初雄「一生」 凍え震える身と魂が、日に日に窶れ、老いていく虚しさに眠れど、 ねぐら…
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おお、孤独よ。あなたはわが故郷だ、孤独よ。あなたの声はどんなに幸せに、どんなに優しく私に語りかけてくれることか。 ニーチェ「ツァラトゥストラはこう言った」 雪の世界に閉ざされると生きるか死ぬかの戦いになる。だが、森から一…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
冬が猛り狂っている。今日から一週間、氷点下10度の日がつづく。積雪もあり、森に完全に閉じこめられた。家はおおむね完成しているが、薪ストーブが届かない。あと一週間、工程が早く進んでいれば、暖かい炎に身を包みながら、窓から白…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
仕事はいい。自我の歪みが正される。心の在り方が正される。汚れや染みは抜け落ち、黒く粗のあった心は、透明で純白な姿へ変わっていく。仕事は行である。滝に打たれることと似ている。肉体は苦しみに直面すると、心の奥底から煩悩を浮上…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
言うなかれ 君よ 別れを 世の常を また生き死にを 海ばらのはるけき果てに 今や はた何をか言はん 熱き血を捧ぐる者の 大いなる胸を叩けよ 満月を盃にくだきて 暫し ただ酔ひて勢へよ わが征く…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
なにゆえ、黄金は光を失い 純金はさげすまれているのか。 どの街角にも 聖所の意志が打ち捨てられているのか。 剣に貫かれて死んだ者は 飢えに貫かれた者より幸いだ。 刺し貫かれて血を流す方が 畑の実りを失うより…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
サワラの木を脚にして机をつくった。サワラの木は水に強いが柔らかく、構造材には向いていない。柔らかく曲げやすい特性から、主に桶に活用されてきた。構造材として使われる杉やヒノキほど有名ではないが、同じヒノキ科であり、真っすぐ…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
言葉選びの才もなければ、物をつくることに長けるわけでもない。絵も歌も踊りも並以下だ。それでも命は芸術に死なせてくれと、日々咆哮しつづけている。この命を扱えるほど、自分という存在は優れていない。己にできることは、自分よりも…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
「一寸千貫」という言葉がある。一寸角(3.3cm)の木材は千貫(3,750kg)の重みに耐えられるという意味だ。ただし、柱は真っすぐ立っていなければならない。少しでも傾いてれば、力を正しく受けきることができなくなる。 &…