人間らしい生き方は動物らしい生き方の延長にある。感情豊かに生きる

こんにちは、とむです。

 

最近、Youtubeでごくせんを見ております。

ボクは本当に涙もろくて、一つのエピソードを見終わるたびに涙、涙、涙…。

このドラマの何がこんなにも涙を誘うのだろう…と自分に問うてみたところ、

彼らの人間らしい生き様

に感動しているのだと気づいた。

 

とむ
ああ、もっと人間らしく生きたいなぁ、って。
もらとり
番長
涙の正体は、「自分もこうしたい」っていう願望の表れだったんだな!
とむ
そう! 人が涙を流すときって、そんな心の善意を汲み取れたときだって改めておもった

 

人間らしさって

動物らしさの延長線にある

のだと思う

 

人間らしく生きれていないときって、動物らしく生きることを忘れているから。

動物としての人間があり、初めて人間らしい人間でいられるのだと思う。

 

 

1 人間らしい生き方は、感情を知性で膨らます生き方

そもそも、人間らしさは

感情と知性をかけ合わせたもの

 

「人間らしい」って2つの見方がある。

  1. 感情豊かに生きること
  2. 知性豊かに生きること

 

1の感情を豊かに生きることは、機械の対比としてつかわれる。

もらとり
番長
「感情のないAI vs 感情のある人間」みたいなかんじやの!
もらとり子
「機械的な接客」なんて揶揄することもあるよね

 

2の知性豊かに生きることは、他の哺乳類の動物との対比でつかわれる。

もらとり
番長
「知性の発達していない動物 vs 知性の発達している人間」みたいなかんじだな!
もらとり子
知性ありきの文化も人間らしさってことね

 

そういう意味で、人間らしい生き方って感情と知性に生きることって言える。

 

けれど!

 

知性を大切にした人間らしさって、感情ありきのもの

って思うんだよね。

 

  • こうなったらアイツが喜ぶ
  • こうなったら大切な人が感動する
  • こうなったら生きてて良かったって思える

 

そんな情動があるから、知性が生きるのだと思う。

頭ばかりデカくなっても、心が置いてきぼりになっちゃう。

 

それが多くの人が抱える悩みだと思う。

考えすぎて、感じる力が弱くなっている。

 

もらとり
番長
一般的に”人間らしさ”っていうと、「感情豊か」っていう意味でつかわれるのはそのためだな!

 

感情は、豊かさの種であり、

知性は、種を膨らます養分のようなもの

 

豊かさの土壌のないところで、知性を振りまわしても、虚しく空を切るだけなんだよね。

あらためて人間らしさって、感情と知性のかけ算なんだと思う。

 

そして、知性はあくまで感情の上で生きる。

感情が生み出す豊かさを膨らましてくれる。

感情は「豊かさ」の源泉で、

知性は、「豊かさ」を豊かにするもの

 

そんなのが人間らしい生き方だってボクは思う。

 

2 人間らしい生き方をするには、動物らしく生きてみる

人が人間らしく生きるために

まずは動物らしく生きてみること

 

人間らしく生きたいときって、感情の力が弱まっているときだ。

そんなときに限って、人は「人間らしく」生きようとするのだけれど、これは的を外しているように思う。

 

感情、目いっぱい豊かに、人間らしく生きたいのなら

  • 人間らしく生きようとするんじゃなくて
  • 動物らしく生きようとすること

だと思う。

 

動物らしく生きるから、自然と感情がわきあがってくる。

  • スポーツで1点を取るたびに、「うぉっしゃぁあ!」と全身で喜びを表現する
  • 身体へとへとになりながら登った山頂からの新鮮な朝日に涙する
  • 大自然の緑の中で、ヨガや瞑想をしてみる
  • 身体からのエネルギーを放出するかのように、外をがむしゃらに走ってみる

 

そんな風に生きてるときって、見栄なんかどうでもよくなる。

自分の身体の感覚が、マインドフルになって、世間のしがらみがどんどん振り落とされていく。

 

一度、文明の利器から離れて、動物らしくなってみること。

あえて退化してみること。

 

何かを感じる力が弱まっている時ほど、そんな生き方が必要なんじゃないかって思う。

 

3 人間らしく生きるには、命を感じる瞬間を大切にすること

人間らしく生きるには

命を感じる瞬間を大切にすること

 

Youtubeで「動物」と検索してみると、捕食し捕食される、サバンナの映像を見つけた。

トラがまたたく間に、鹿に襲いかかる。

鹿をなぎ倒し、上に覆いかぶさる。

 

鹿は、死にたくない、生きたい、と必死にもがく。

何の動物か忘れたけど、別の動物がトラにタックルして、その鹿は命を救われた。

 

すごい映像を見てしまった…と思った。

生き延びた鹿の目のうるっとした輝き。

 

動物らしい。まさにこれが命だって思った。

 

人間は動物らしくいられなくなるのに、動物が動物らしくいられるのは、どうしてなのだろう。

その差は、命を感じる瞬間がどれだけあるのかだと思った。

 

サバンナの動物は、常に死と隣り合わせで生きている。

  • あるのかもわからない水や食べ物をもとめて、砂漠を歩き続け
  • 天敵に捕食されそうになることも、捕食することもあり
  • 気候から身を守って生きている

 

人が人間らしくいられなくなるのは、命の安心・安全を求めすぎた結果、命を感じる瞬間を失ってしまったからなのだと思う。

命を実感できなければ、生きている実感も自ずと薄まる。

 

サバイバル生活や、登山、スカイダイビングやバンジージャンプ、どれも命を感じる瞬間を求めているのだと思う。

 

ボクは動物園にはあまり興味がないのだけれど、アフリカのサバンナの動物にはすごくそそられる。

動物園の動物は、動物らしくない。

 

感動をともなう生きる歓びは、命を感じる瞬間の中にある

って思う

 

4 人間らしい生き方ってめちゃくちゃなものかもしれない

人間らしい生き方って

めちゃくちゃなものなのかもしれない。

 

冒頭でも話したように、ボクは最近ごくせんを見て、涙をした。

義理だの人情だの、良くも悪くも昭和感ただようこのドラマに、なぜこんなにも涙を誘われるのだろうって疑問に思っておりました。

 

シーズン1にこんなエピソードがあります。

ある日、いつもヤンクミ(主人公のあだ名)が働いている高校に、川島菊乃(保健室の先生)の子供が学校にきた。

彼はまだ小学生で、名前はユウタという。

 

ユウタは、昨年父親を事故で亡くし、父方の祖父母に引き取られ、母親と別々に暮らすことを余儀なくされた。

そんな母親に会いたくて、祖父母の許可もなく、母の働いている高校まで一人で来たのだった。

 

しかし、川島(母)は「私はユウタの実の母親ではない」という理由で、ユウタと会うことに積極的になれない。

ユウタにそのことがバレることが怖くて、傷つくのが怖くて、会わない方がユウタにとって幸せだと無理やり納得しようとしていた。

 

そんな中、このユウタが突然いなくなってしまう。

引き取りにきた祖父母と帰る途中、母親と一緒にいたい衝動をおさえきれず、彼は再び飛び出したのだった。

 

それを聞いたヤンクミと不良生徒たちは、いつものごとく街へ探しに行く。

ヤンクミは授業を放り出し、不良生徒たちも当たり前のことかのように授業を放り出す。

 

このシーンを見たとき、率直に『人間っぽい』って思った。

 

たとえ、子供を探しに行くことが道徳的に正しいことだとしても、常識で考えれば授業を放り出して、学校の外に探しに子供を行くことなんてまずない。

彼らは、常識からみるとめちゃくちゃなのだ。

 

現実に屈服した大人にひれ伏さず、ど正直に生きている彼らを見ていると、

人間らしい生き方って

  • 「整ったもの」ではなくて
  • めちゃくちゃなもの

なんだって思った

 

正直に生きていれば、自然とめちゃくちゃになるんじゃないかって。

 

人は、整った人間になろうとする。

けれど、大事なことは

  • 整う人間になることじゃなくて
  • ど正直に生きること

 

ど正直に生きた結果、常識や、社会の枠からはみ出してしまうかもしれないけど、それが人の自然な姿だとボクは思う。

 

きれいな愛想笑いなんてやめて、顔をぐしゃぐしゃにして泣き笑えばいい

オブラートに包まなくても、心の内にあるものを正直に話せばいい

安定に身を固めようとしてなくても、心の動くままにとことんつきすすめばいい

 

人の中には、他人が気安く助言したり、想像もつかないくらいの「めちゃくちゃさ」が眠っているのだと思う。

感情を大切に自分の心にど正直に生きれば、こぼれるように溢れ出てくる、人間の味が。

 

心の動くままに、正直に生きればいい。

「めちゃくちゃ」になろうと、心配しなくていい。

 

それが、自分らしく在る以前に、人間らしく生きている証であり、命を感じながら生きている証なんだと思う。

 

5 まとめ

ここでお伝えしたかったことは、5つ。

  • 人間らしい生き方って、感情と知性豊かに生きること
  • 感情を大切にしたいのなら、人間らしくあろうとするよりも、動物らしくあろうとしてみる
  • 命を感じる瞬間を増やしてみる
  • 形がめちゃくちゃになろうと、心の動くままに正直に生きる
  • それが人間らしく在れる方法だと思う

 

人間としての生を全うする生き方。

人間として生まれたからには、そんな生き方がしたいとボクは思います。

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