スマホを海にぶん投げて救える自分[110/1000]
海に行くたびにいつも、スマホを海にぶん投げたらどんな気持ちになるだろうかと想像する。 日本海にいたときもそうだった。夕陽が沈もうとするその先に、右ポケットからスマホを取り出して、大きく振りかぶって思いっきり投げる。薄くて…
海に行くたびにいつも、スマホを海にぶん投げたらどんな気持ちになるだろうかと想像する。 日本海にいたときもそうだった。夕陽が沈もうとするその先に、右ポケットからスマホを取り出して、大きく振りかぶって思いっきり投げる。薄くて…
「人生を振り返って唯一後悔していることはなんですか?」という問いに対し、9割の人が「もっと冒険しておけばよかった」と答えたという話がある。 昨晩、寝袋にくるまりながら、自分の死を想像した。今から10秒後に天に召されるとし…
岐阜は笠置山。ここで山ごもりをして、今日で8日目になる。 持ってきた食料と水が尽きたので、山を下りることにした。ちょうど1週間。生きるのに必要な分量がなんとなく分かった。 <1週間を生きるのに必要だった分量>…
岐阜、笠置山。山ごもり7日目。朝から孤独に潰されそうになっている。 「自分がいいと思ったものを信じる強さを持て。」やっとの思いで自分を奮い立たせることができた言葉はこれだった。 100日間書き続けても、読者…
岐阜は笠置山。山ごもり6日目。 6日目にもなると、目新しいことはほとんどない。いつものように、一本歯の下駄を、一定のリズムで地面に歯を叩きながら、展望台に向かう。展望台といっても、大きく剥き出しになった岩の塊が「展望台」…
笠置山、山ごもり5日目。 朝からとても悲しい。悲しいことがあったのではなく、心が悲しみを作り出し、思い出している。取り越し苦労は厳禁として、気を起こさないように心がけても、心の癖は意志1つで簡単になおるものではない。 &…
笠置山での山ごもり生活。1日1食、かぼちゃと玄米で過ごして4日目となる。 心のデトックスが始まった。次から次に弱い自分が出てくる。特にひどいのが食欲で、あれも食べたい、これも食べたい、と身体が悶え苦しんでいる。今朝、展望…
岐阜は笠置山。山ごもり生活3日目。 今日も一本歯の下駄に履いて、20分ほど歩いて展望台へ向かう。一本歯の下駄は、平安時代、山の中で修行をする僧侶が上り下り歩く時に履いていたと 言われていおり、これが由来となって、天狗下駄…
岐阜は笠置山。山ごもり生活2日目は、寂しさと共に始まった。 空を見上げると、陽は既に顔を出しているようで、木々の間にほんのり焼けた鱗雲が見える。今日は晴れてくれそうでよかった。雨が降れば、2日目にして手元の電気が尽きてし…
岐阜県恵那市は笠置山(かさぎやま)にいる。 どうしても静かな場所で本を集中して読みたくて、今日からここで、山ごもりをすることにした。直近の計画である、自然の中の拠点づくりをどうするのかも考えながら、とりあえず水と食料が尽…