結局幸せとは、
当人が「幸せだーーーーー」って思えてること
ぜんぜん楽しそうじゃない人も、当人が「幸せだー!!」って言ってたらそれがその人にとっての幸せだし、
逆に、周りから見て、どれだけ幸せそうに見えてる人でも、当人が「幸せじゃない!!」って思ってたら幸せじゃないんです。
つまり、
- 人生は体験をどう解釈するかで成り立っているから
- 幸せかどうかは、個人の価値基準に依存する
ということです。
究極までつきつめると、たったそれだけ!
ただ、どうやらこの「幸せの定義」とやらは、個人単位だけでなく国によっても違うことが分かっています。
NewsPicksのWeeklyOchiaiで、予防医学者の石川善樹さんをゲストにした「幸福をアップデートせよ」の放送がめちゃ面白かったので、
その内容を踏まえて
- 「結局幸せとは何なのーーー?」ってことと
- 「幸せ」になるためにどうすればいいか
ってことを深ぼってまとめていきます!
番長
Contents
1 結局幸せは1つなの?
結局、幸せって1つじゃないんですよね。
人それぞれ違うともよく言われますが、世界を見た時に「幸せ」の形は次の2つに分かれます。
- ネガティブが少ないことが幸せ
- ポジティブが多いことが幸せ
ネガティブが少ないことを幸せとする国には、日本, 台湾,
ポジティブが多いことを幸せとする国には、中南米
2つの中間くらいになるのが、アメリカ,ヨーロッパがあります。
これ、めちゃおもしろくないですか?(笑)
僕自身、これまで「幸せ」の形を模索してきましたが、これを見た時ハッとしました。
ずっと日本の枠組みにとらわれていたんだな~と!
1.1 ネガティブが少ないことが幸せ?
『1.ネガティブが少ないことを幸せ』と考える国は、
- 幸せは「運によって巡ってくるもの」
- 幸せになると「感謝」の気持ちがわいてくる
と考えることが特徴です。
言われてみると、日本には
- いただきます
- ごちそうさまでした
- おつかれさま
- おせわになりました
- ありがとう
のような感謝の言葉がたくさんあるし、日本特有の『お辞儀』の作法もあります。
ほかにも
- 『苦』を滅することを幸せとする仏教があること
- 投資よりも貯金を好む保守的な国民性
- 『感謝』を幸せのキーワードとするメディア
なんかを見ても「なるほどなあ」と納得できるところがありますよね。
番長
1.2 ポジティブが多いことが幸せ?
一方『2.ポジティブが多いことが幸せ』と考える国は、
- 幸せは「つかみとるもの」
- 幸せになると、「誇り」の気持ちがわいてくる
ということが特徴です。
「やってやったぞおおお!うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」(誇り!)
みたいな感覚ですね(笑)
- アメリカンドリーム(貧しい状態からチャンスをつかむ)や
- インディアンドリーム(カーストの身分制度を超えて経済的成功する)
なんかがその例です。
“夢を追う”ことで”成功をつかみとる”ことですね。
番長
ただ、国ごとに特色があるとはいえ、個人単位で見たときは必ずしも当てはまるとは限らないんです。
例えば、
- ミュージシャンになることに憧れて、路上でライブをしている青年
- InstagramerやYoutuberといったSNSで一発を狙う若者
- 貧しい家庭に生まれたけど、とにかく努力して、逆転を狙う子供
なんかは、日本にもいますよね。
結局、この幸せというのは、
- 受けてきた教育や
- メディアからどんな情報を受け取ってきたか
といった原体験によってつくられます。
例え日本が、「ネガティブを減らすことが幸せ」という価値観が強いとしても、中には「ポジティブを増やすことが幸せ」と考えている人もいると考えるのが自然です。
そう考えると、結局幸せとは、
- 「感謝」している状態でもあれば
- 「誇り」を得ている状態でもある
といえそうです。
同じ日本人でも、人によって幸せの形は違ってくるということです。
ね?めちゃくちゃ面白いでしょ!(笑)
2 結局幸せとは、自分の「幸せ」を分かっていること
幸せの形は個人によって違うと考えると
自分の幸せの形
がわかっていないと「自分は幸せだ」と胸を張っていえないですよね。
その「幸せ」の形は、先ほども言ったように、個人間で違ってきます。
貧しい家庭でひもじい思いをして育った人や、悔しい思いをして育った人は、経済的に成功して「誇り」を得ることに幸せを見つけるかもしれませんし、
「感謝」を幸せとする価値観を受けた人は、巡り合わせを大切にすることが、幸せかもしれません。
大事なのは、
- どっちの幸せ観なのかということではなく
- 自分がどんな「幸せ観」を持っているか知っていること
です。
たとえば、twitterなんかでは
- 他人が一般化した「他人の幸せ」を
- 自分の「幸せ」と合わせてしまって不安感を覚える
なんてことが起きています。
SNS疲れなんかも、ここにあてはまるのかもしれませんね。
考えてみれば当たり前ですが、
今の日常に感謝して「幸せ」だと思っているところに、「(成功するには)怠けるな!新しいことに挑戦しろ!!」なんて言われたら、当然不安感を覚えます(笑)
「こんな時、私は幸せなんだ!」と自分で納得していれば、「他人の幸せ」にふりまわされることも、いちいち消耗することもなくなりそうです。
あなた自身の「幸せ」は何でしょうか?
- ネガティブを減らして、感謝すること?
- ポジティブを増やして、誇りを持つこと?
どちらの幸せ観をもっていますか?
3 結局幸せとは自分の「幸せ」がいっぱいあること
「幸せ」の形は1つじゃない、ことを見てきましたが、
自分の「幸せ」の形も1つにする必要はない
って思います
「この2つの幸せ観、両方もっててもいいじゃん」ってことです(笑)
- 「誇り」を追い求めて果敢に挑戦しつつも
- 疲れたら、当たり前のことに立ち戻って「感謝する」
生き方のほうが柔軟だと思うんですよね。
番長
そもそも「幸せ」の形を1つに決めようとすること自体がおかしいのかもしれません。
「〇〇こそが幸せだ!」
「幸せとは〇〇だ!」
と、何かしらにつけて答えを求める風潮がありますが、別に1つじゃなくてもいい。
むしろ「幸せ」に限っては、1つじゃない方が都合がいいとおもいます。
幸せを1つに決めてしまうと
「幸せ」の基準から遠ざかったときに、「これは幸せじゃない!」と感じてしまう
からです。
それなら、「幸せ」の形を1つに限定するより、たくさんあった方がいい!
- 目標に向かって、寝食を後回しにするのも「幸せ」
- カフェで「ふぅ」と一息ついて、ボーッと過ごすのも「幸せ」
- 身近な人と、平凡な日々をゆっくりと過ごすのも「幸せ」
- 新しいことに挑戦したはいいものの、失敗するのも「幸せ」
- 誰かを喜ばせることが「幸せ」
どんなことにも、「幸せ」を見いだせたら最強ですよね。
結局幸せになるには
「幸せ」の基準をたくさん持つこと
ということになります。
番長
4 まとめ
POINT
- ネガティブが少ないことが幸せな国もあれば
- ポジティブが多いことが幸せな国もある。
- 1には「感謝」、2には「誇り」が幸せのあらわれ!
- 幸せの形は1つより、たくさん持ってた方が幸せになれる
番長
参考文献:News Picks, Weekly Ochiai「幸福をアップデートせよ」, ゲスト 予防医学者・石川善樹さん(https://newspicks.com/live-movie/240/)
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