さよなら。足枷は解かれ、疲れた骨身が安らぎ眠る。[946/1000]

さよなら。足枷は解かれ、疲れた骨身が安らぎ眠る。

孤独に怯えることも、苦痛を堪えることもなく、

盗られることも、飢えることも、

失うことも、凍えることもなく、

罪を知らない世界の眠りは、子どものように、無邪気な夢を見る。

苦しみは光のなかへ溶け込み、悲しみは大海へ流れてゆく。

さよなら。愛おしき小鳥たちの可憐な調べ。

さよなら。涙が出るほど美しい日没と、何度も胸を締めつけた、哀しい風の詩。

 

2025.1.22