三日ぶりの飯[694/1000]

生命の『王たち』、三人の導士、心と魂と霊とは、静まり返り、同じ沙漠から同じ夜へと、俺の疲れた眼は、いつも銀色の星の下で目覚めている。砂浜を越え、山を越え、新しい仕事、新しい叡智、僭主と悪魔との退散、妄信への終焉を謳うために

ランボオ「地獄の季節」

生命の焔は風に揺れ、隠者の森で小さく燃ゆる。突風に怯え、雷雨に震え、疲れ果てた身の果てに、森は佇み詩を歌う。埃被った山小屋に、忘れられた生活の智慧。三日ぶりの玄米は、なんと心に染みるだろう。哀しみを食らい、栄えある生活者へ。ああ、俺は今にも消えてしまいそうな、灯火の守り人となろう。

 

2024.5.13

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