とむです、内省することが大好きです。
自分と常に会話していて、1日中誰とも話さなくてもまったく苦ではありません。
気づきは、自分を大切にするうえで欠かせないものです。
たった1つの気づきで、ふか~~~~い心の充足感を得られたり、人生の生き方が180度変わってしまうこともあります。
このような、気づきの性質は、セレンディピティ(偶然の幸運)といわれています。
先日、BOOKOFFでたまたま見つけた、茂木健一郎さんの『脳がときめく魔法の言葉』を読みました。
本書には
人が幸せを感じながら日々生きていくためには、偶然の幸運に出会う能力「セレンディピティ」が必要
セレンディピティを得るためには
まずは「行動する」こと。….次に何かに出会ったら、そのことに「気づく」こと。….そして、出会ったものに気づいたら、それを「受け容れる」こと。
と述べられていました。
つまり、偶然の幸せ(セレンディピティ)を得るには
- 行動
- 気づき
- 受容
の3つのサイクルが欠かせないということですね。
行動と受容も、ほんっっっとうに大事なのですが…
ここでは「気づきを得る」ことに焦点を当てて
- 気づきとは一体なんぞや
- 気づきを得るためにはどんなことが必要なの?
ということをまとめていきます。
Contents
1 気づきとは
木村藤子さんの著書、”幸せになるための「気づき」の法則”では、気づきは次のように定義されています。
気づきとは―己を知り、相手を知ること。
先ほどの、茂木さんの内容と合わせて考えても、理にかないます。
自分は、どんなことが嬉しいのか知ることができれば、「自分の幸せとは何か」気づきを得ることができますし
大切な人が、何に喜ぶのか知ることができれば、「身近な人の幸せとは何か」気づきを得て、幸せを共有することができます。
仕事での気づきも、「相手(お客さん)を知る」ことから生まれますね。
僕が学校で働いていた時の気づきも、常に生徒たちや、周りの先生方からもらっていました。
当時の「気づき」を掘り起こしてみました。
人が人に影響を与えるのって、感情と感情とが交差したときだと思う。
そのタイミングがピタリと合ったときに人は心から変わるきっかけを得る。
この感情は生き物のようなもので、中々交わらない。
作為的に「交差点」を作ることも出来るだろうが俺はそれをしない。本物の感情だけをぶつける。
— とむ(車上生活しながら哲学) (@tomtombread) June 1, 2018
人間って非合理的な生き物で、特に頭の発達してない子供とかは尚更。
だから、教育現場(特に小中)では左脳だけ訴えても教育的効果は薄い。感情出して、感覚的に右脳に訴える必要がある。
だから、感受性豊かな人は、凄く強い武器を持ってると思うんだけど、過酷な教育現場では諸刃の剣ね。
— とむ(車上生活しながら哲学) (@tomtombread) June 1, 2018
2 気づきを得るために必要なのは対話すること
気づきを得る簡単な方法は2つあります。
- 自分と対話すること
- 他人と対話すること
「他人と対話する」のは、イメージがわきやすいかもしれませんが、
『自分と対話する』と聞くと「はて?」と首をかしげる人が多いかもしれませんね。
2.1 気づきを得るために自分と対話をする
自分と対話するとはズバリ
『内省』すること
です
番長
内省の意味を改めて確認しましょう!内省とは
自分自身の心のはたらきや状態をかえりみること(参考:コトバンク)
です。
つまり
- 自分を客観的に見つめ
- 深く掘り下げて
- 今まで見えていなかったものを掘り起こす
ということですね。
内省と反省との違いは、目的の違いかなと僕は思います。
反省の目的:自分の悪いところを認めて、同じことが起きないように心がける
内省の目的:深く掘り下げて、今までになかった気づきを得ること
….まあといっても、両者とも自分の内側に目を向けるという点で共通しているので、
反省の中で内省をすることもあれば、内省の中で反省をすることもあるかもしれませんね。
内省が、気付きを得るために必要なのは言うまでもなく
自分の心を深く掘り下げることで、これまで見えていなかった新しい部分が見えるから
ですね
また、深く掘り下げていと、本質的な気づきを得ることもできます。
これが…ほんっとうにすごい。
- 自分にとっての「幸せとは何か?」に気づきを得るかどうかでは、人生の幸福度は大きく変わりますよね
- 自分にとっての「生きるとは何か?」に気づきを得るかどうかでは、どんな想いを持って生きるかが変わりますよね
- 自分にとっての「仕事とは何か?」に気づきを得るかどうかでは、働くモチベーションが変わりますよね。
内省を通じて、自分の気づきを得ているかどうかで、『自分を大切に生きられるかどうかが決まる』といっても過言ではありません。
自分との対話を繰り返せば繰り返すほど、“深い人間”になることができるのです。
2.2 気づきを得るために他人と対話する
自分と対話(内省)して気づきを得たら、今度は
他人と対話
することをおすすめします
自分が得た気づきを、他人に話してみることで、自分の気づきが深まって、より深い気づきを得られるからです。
自分の得た気づきを他人に話すと
- 新しい知識
- 新しい観点
をもらうことができますよね。
新しい知識とは、自分をさらに深く掘り下げる「シャベル」を強化するようなものです。
新しい観点とは、「現在地とは別の角度」から、自分を深く掘り下げていくことです。
つまり
自分にとってだった「気づき」をさらに、深く掘り下げることができる
ということですね
人の自己表現は、「極」に振り切れた時の反動として生まれるもの。
飲み会に週一回行ってたら500時間、毎日1時間移動してたら1780時間。とにかく頑張る。
結果的に、時間を大切にできるし、自分のために時間を使えるようになるんだね。
この対話は
- 『極』に振り切る覚悟が持ちたいと願うとむが
- 覚悟をもって生きているりょすけから、時間軸の観点を得て
- 覚悟を持つための新しい気づきを得た
例です。
この「死」を意識することの気づきは、こちらの記事にまとめてあります。
⇒生きることがめんどくさいのは、80歳まで生きるものだと思っているから
気づきを得るために、他人と対話をしたい理由をまとめると、
- 他人との対話から得た知識、観点から
- もう一度自分で内省できて
- より深い気づきを得られるから
ですね。
3 気づきを得るための内省のコツ
SHOWROOMの前田裕二さんをご存知でしょうか。(石原さとみさんの彼氏として話題になりましたね)
彼の著書「メモの魔力」に、僕も普段していた内省のやり方が、きれいに言語化されていたので、一部引用しながら紹介したいと思います。
内省には、3つの型があるようです。
- What:なに?
- How:どんな?
- Why:なんで?
3.1 What型:なに?
What型は、「〇〇とは?」の切り口で深く見ていくものです。
先ほども例をあげたような
- 人生とは?
- 仕事とは?
- 働くとは?
- 付き合うとは?
- 結婚とは?
- 友達とは?
- 家族とは?
- 学ぶとは?
- 生きるとは?
- 生命とは?
- 宇宙とは?
といったものです。
ちょうど昨日、車を運転していたときに、「音楽とは?」内省したので、例として紹介します。
音楽とは、『人の心に変化を生む音の「振幅」と「振動数」の表現活動』
以前、子供たちが、木の棒をもって、身の回りのものをたたいて遊んでいるのを見た。
彼らは、純粋に太さ・長さ・硬さの異なる木の棒の、「振幅」と「振動数」を感じて遊んでいた。
「人類が初めて「音楽」を生み出したのも、こんな感じだったのかな~」とタイムマシンに乗ったような気持ちになった。
そういう観点で音楽を見ると、
- 人の足踏みと手拍子で音楽を奏でるQueenの”We Will Rock You”
- カップを机の上でひっくり返すことで、心地よいリズムをつくったAnna Kendrick の”Cups”
は、音楽のルーツを大切にした曲といえる。
Queen, We Will Rock You
Anna Kendrick ,”Cups”
3.2 How:どんな?
How 型は、「どんな?」の切り口で深く見ていくものです。
- どんなものに人は感動する?
- どんな生き方が幸せだろう?
- どんな働き方が楽しい?
- どんな人付き合いが…
このような哲学的なものではなくても、
結構身近に「どんな?」と考えていると思います。
僕はいま、ホテルのレストランでお皿を拭いているのですが
『秒速で何枚お皿を拭けるか』
ということを日々、内省しています。
まあ、そこにはめっちゃお皿を拭くのが早い、ブラジル人のおばちゃんがいるんですよ。
秒速で1.5枚くらい拭いてるんじゃないですかね。
遅いおばちゃんは、秒速0.3枚(3秒かかって1枚拭ける)くらいなので、常人の5倍速ですね。
彼女を見ていると「どんな風に拭けば、皿を早く拭けるのか」なんてことを考えさせられます。
- 皿の持ち上げ方
- 水が残らない皿の拭き方
- 皿の置き方
- フキンの持ち方
- (皿を置く)場の使い方
皿拭き1つとっても、色んなことを内省できます。
3.3 Why:なんで?
Why型は、「なんで?」の切り口で深く見ていくものです。
物事の本質を知るためには、なんで?と問いかけることは避けては通れません。
- なんで勉強するの?
- なんで働くの?
- なんで生きるの?
- なんで結婚するの?
これは、自分の本当の想いを見つけるために、すご~~~~~く大切なことです。
例えば、なんで生きるのか、自分なりの意味を持っているかどうかでは、人生の色合いが大きく変わってきます。
- なんで生きるのか?
- 「1の答え」はなんで?
- 「2の答え」はなんで?
- 「3の答え」はなんで?
- 「4の答え」はなんで?
と掘り下げてみてください。
自分の気づきを得ることは、自分を大切に生きることにつながります。
4 気づきを得るために、知識を吸収することを忘れないこと
最後に忘れないでほしいことは
知識を吸収すること
です
他人との対話が、気づきを得ることにつながる理由に、
『新しい知識とは、自分をさらに深く掘り下げる「シャベル」を強化するようなもの』
とお伝えしたことを覚えていますか?
自分の中の知識と知識が網上につながっていればいるほど、気づきを得ることも簡単になります。
日ごろから本を読んだり、ブログを読んだり、面白いと思う人のTwitterをフォローしてみてください。
そして、そこに書いてあることを、自分の中で内省(what型, how型, why型)してみてください。
自分の頭で消化した”知識”は、知恵と呼ぶものですが、そんな知恵を増やしていけばいくほど、自分を掘り下げていく「シャベル」は強力なものになっていきますよ。
5 まとめ
ここでお伝えしたかったことは、次の3つです。
- 気づきは、人生を豊かにするために欠かせないことだよ!
- 気づきを得るためには、自分と対話して、他人と対話することだよ!
- 内省(自分と対話)には、3つの型があるよ!
気づきを得ることって本当に素敵なこと。
たくさんの気づきを得ていきましょ!
ではっ!
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