青森の十和田湖の近くにある、グダリ沼という場所にいる。
ここは1週間前にお会いしたMさんと、名前がおもしろそうだからという理由で、訪れた場所で、その時に見つけた超穴場スポットだ!
グダリ沼は、名称は与えられて、観光地とされているものの、整備は一切されておらず、人の手のつかないまま、自然そのままの状態で存在している。
そのため、地元でも一部にしか知られていない。沼までの道も分かりづらいが、ここの良さを知る人には、リピーターが多い。
(小説、開高健「フィッシュ・オン」, 井伏鱒二さん「川釣り」にも、グダリ沼が登場している。近々ブックオフで手に入れたい!)
この沼では、「野菜の王様」として知られるクレソンがとれる。王様と言われる所以は、もちろん栄養素が豊富だからということで、アメリカの研究でナンバーワンをとったのだとか。
そんなことを、1週間前に、ここで会ったおじさんに教えてもらった。おじさんは、ここにクレソンをよく取りに来るらしく、以前は、ごみ袋4つがいっぱいになるほどとれて、近所の人に配っていたという。
天然ものなので、もちろん農薬はついておらず、品質はスーパーのものと、比べものにならないくらい良い。
先週、おじさんからどれがクレソンなのか教えてもらい、片手で握れる量のクレソンをゲットした。オリーブオイルをつけて食べたが、程よい辛みでなかなかイケていた。
今は手元に、いい塩がある!クレソンは、塩をつけなくても、辛みがあっておいしいが、私はこの品質のいいクレソンを、品質のいい塩で食べてみたい!
いざ、クレソン採りへ参る!
ブログを書ききる前に、クレソンをとりにいきたくなったので、書くのを中断してとってきた。
結果、片手いっぱいに、品質のいいクレソンをゲットした!
ここにあるクレソンが昔よりも減ったのは、外来種なので駆除されてしまったからだという。それでも下の写真にある緑は、全部クレソンだから、私から見ればまだまだあるように見える。
ちょうど、クレソンを採って帰ってくると、地元のおじいちゃんに話しかけられた。
おじいちゃんも、昔はここでクレソンをごみ袋いっぱいにとったという。みんな当たり前のように、ごみ袋を使ってクレソン採りをしているのがまた面白い。
採った大量のクレソンを全部鍋に入れて、クレソン鍋のキャンプをしたという話もきいた。
なんともヘルシーなキャンプだなと思いながらも、もぎたてのクレソンを、温かい出汁のきいたスープと一緒に、腹いっぱい食べれたら、それはすごく贅沢だとも感じた。
ちょうど1か月くらい前は、長野県の妙高高原でワラビを採った。
ワラビは、自然に折れるところを折って食べるのが美味しい。クレソンは白い根の出ていない、上の部分だけをちぎっていただく。
どちらも人が美味しく食べられる部分だけをいただいているが、植物の立場にたっても、根は残したまま、途中から程よく伸びようとして、結果的に細かい根を地に広げる形で、育っていく。
この関係はすごくいい。
私は、ポキッと折る瞬間や、もぎる瞬間が、たまらなく好きになっている。
とても元気になるのだが、感覚としては「整っていく」という感じに近い。
うおおおおお!みたいに元気になるんじゃなくて、自然の周波数に合うように、穏やかに元気になる。
たぶんこの状態がニュートラルで、自然の立場から見れば、人が元気であることは、当たり前なことであるような気持ちになった。
今日は久々に晴れて、とても穏やか。9月になって、青森はちょっと寒いくらいです。
でも今日は陽がぽかぽかでとても気持ちがいい。
グダリ沼、超おすすめなので、お近くに来られた際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。
沼とは言ってますが、風通しも陽当たりも、とてもいいです!
ではまた明日!ばいばい!
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