自由に焦がれながらも服従を求めている[117/1000]
117日目は朝から何も書ける気がせず、ただ時間だけが過ぎてゆく。 毎日書いてれば、こんな日もあると思いながら、書くことにはエネルギーが必要だとつくづく思う。自分の内に凝縮したエネルギーを爆発させることが、書く行為において…
117日目は朝から何も書ける気がせず、ただ時間だけが過ぎてゆく。 毎日書いてれば、こんな日もあると思いながら、書くことにはエネルギーが必要だとつくづく思う。自分の内に凝縮したエネルギーを爆発させることが、書く行為において…
孤独に潰されそうになる中、「こういう時はいっそ自然に突っ込むべし」と人気のない静かな渓流まで来た。寂しさから逃れることもできた。でも、寂しさをいつまでも誤魔化してたら、ずっと死ねないままだ。 渓流までの道中…
放心状態とは、心を放つこと。心は平常時、出会うもの全てを自分の方へ吸収しようとする求心力が働いている。 それは「心の重力」のようなもので、出会うすべての人、景色、体験、感情、思考などを中心引き寄せようとする。しかし、この…
久々にカラッと晴れた。今日はいい秋晴れだ。 こんな日にゃ、めんどうな仕事はほっぽり出して、みなでどこかの緑に腰を下ろして、透明な空気でも吸いながら、のんびりひなたぼっこでもしていたい。みなでひなたぼっこをすれば、だれも働…
世界と繋がって華やかに活躍している人間にはない安心が、陽の目を浴びずとも孤独に淡々と生きる人間にはある。 そんなことを感じる日は、いつも生の衝動に息苦しさを感じていて、言葉にならない死の静寂と重みが欲しくなる。そしていつ…
パステル画かと錯覚するくらいの優しい雲に感動する朝、隆慶一郎氏の「死ぬことと見つけたり」にのめり込んでいる。この題名は、「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」という「葉隠」の有名な一節がもとになっており、死と隣合せに生きる…
いつもどおり始まろうとしている今日は、何回目の今日だろうか。 ふと気になり調べてみると、今日が10,482日目だということが判明した。なんと1万日を超えていた。驚いた。人は27歳、4カ月、16日で、生誕1万日を迎えるらし…
海に行くたびにいつも、スマホを海にぶん投げたらどんな気持ちになるだろうかと想像する。 日本海にいたときもそうだった。夕陽が沈もうとするその先に、右ポケットからスマホを取り出して、大きく振りかぶって思いっきり投げる。薄くて…
「人生を振り返って唯一後悔していることはなんですか?」という問いに対し、9割の人が「もっと冒険しておけばよかった」と答えたという話がある。 昨晩、寝袋にくるまりながら、自分の死を想像した。今から10秒後に天に召されるとし…
岐阜は笠置山。ここで山ごもりをして、今日で8日目になる。 持ってきた食料と水が尽きたので、山を下りることにした。ちょうど1週間。生きるのに必要な分量がなんとなく分かった。 <1週間を生きるのに必要だった分量>…