気分の扱いについて。制するか受け入れるか。[459/1000]
晴れた日には、天から「働け」といわれているようで、どんな日だろうと関係なく、作業はモリモリはかどるが、どんよりした雲や雨の日は、どうも気持ちが盛り上がらない。太陽は気分を高揚させ、鼓舞されることが多いが、雨や雲は気分を落…
晴れた日には、天から「働け」といわれているようで、どんな日だろうと関係なく、作業はモリモリはかどるが、どんよりした雲や雨の日は、どうも気持ちが盛り上がらない。太陽は気分を高揚させ、鼓舞されることが多いが、雨や雲は気分を落…
森の家づくり、大工さんからもらってきたパレットが大活躍している。 先日は、分解したパレットで床を完成させたが、今度は別のパレットを分解して寝台もつくった。ベッド兼イスとして使えるように、足となる広葉樹の幹は、座ったときに…
生命の話をしたい。以下はすべて、あくまで私の考えにすぎない。 昨日も書いたように、生命は宇宙からエネルギーを授かり、肉体を媒介し宇宙にふたたび放出する形でその循環をなす。エネルギーは主に、空気や食事や睡眠などから得られ、…
健康のためには、しっかり食べなきゃいけないとか、ちゃんと寝なければいけないと思い込んでいる人は多い。しかし、腹が減ったら食べる、眠くなったら寝るという基本ルールに忠実となれば、腹が減らなければ食べなくてもよく、眠たくなけ…
「もし自分の仮に享けた人間の肉体でそこに到達できなくても、どうしてそこへ到達できない筈があろうか」 三島由紀夫,「美しい星」 1000日投稿の1000日という数字に意味はなく、これはあくまで到達できない憧れに近づくための…
秋の涼しさを感じたと思えば、まだまだ残暑が厳しい。森の家づくりはラストスパートに入っており、床の張りつけがすべて終わり、本棚もつくりおえた。理想には遠く及ばないものの、どちらも良い味がある。床はパレットの廃材をばらして、…
不倫の不徳を犯し、あまたの非難を背に社会から弾かれるように山で狩猟生活をはじめた男がいる。どうやらこの男は読書家のようで、三島由紀夫の葉隠入門も読んでいる。不倫の道徳を問えば、当然悪にちがいなく、してはならぬことであるし…
生命が幸福の渦に飲まれることを怖れて、長いこと幸福を退けてきたが、昨日も書いたとおり、それをする必要がないと分かってからは、少しは幸福というものを受け入れられるようになってきた。森に家をつくるという5年越しの憧れを形にす…
この世界には、自分が幸せになることに罪悪感をおぼえる人間がいる。そんな人間に対し、現代の社会は「幸せになってもいいんだよ」と優しく語りかける。ほんとうに優しい。たしかに優しい。しかし、いかにも幸せになることに罪悪感を抱え…
平安、鎌倉時代に鴨長明は隠者として生きた。遁世し、人々から忘れられ、友といえば近所に住む10歳くらいの少年だったという。現世の人間からは死んだも同然に忘れられたが、こうして900年後の人間にも覚えられているのは、いかにも…