【山ごもりDay5】風が止んだら動き出そう。答えは風の中にある[89/1000]

岩手は遠別山。ここでの山ごもり生活も最終日を迎えた。

「いつかやりたい」「いつか会いたい」という言葉はちょっと嘘くさいけど、「いつかまた来よう」「いつかまたやろう」という言葉には余韻が響く。

 

同じ「いつか」という言葉も、どこで発するか、どこに向けて発するかで言葉の纏う空気は変わる。

未来に向かって放つ言葉は、空を切っているようで、嘘くさく感じるのは、今ここの自分が、言葉の責任を負うことから逃れているからかな。

 

今ここにいる自分に向けて言葉を放てば、自分は自分の言葉を受け止めて、場合によっては何かを動かし、変える必要が出てくる。

 

日々言葉を綴りながら、嘘っぽくならないように生きたいと願っているけど、正直な人の言葉にふれると、自分はまだまだ嘘っぽいと感じる。

何か肝心な部分を避けているようで、ど真ん中にあるでっかいものから目を背けているようで、そこからグルッと回り道をするたびに、いや真ん中をつっきれよみたいに感じている。

 

そんなことを言葉にできたのは、山ごもりをして、意識が少し鋭くなったおかげなのかな。

自分のことばかりを考えると、気は病みがちになるけど、自分に鋭く気づくことは、気を高めることに繋がるのだと思う。

【山ごもり瞑想記録】

day4 朝

1時間の瞑想の中でも波がある。序盤はまったく集中できず、ここで会った爺さんのことを考えてしまい、中盤は集中できていると感じていたら、終盤は睡魔との戦いになった。

とある人物を思い浮かべたと思えば、劣等感を感じ、胃の辺りが重くなったと思えば、矢継ぎ早に「アイスクリームを食べたい」という思考が生まれ「今から山を下りてしまおうか」と心の悪魔がささやいた。

 

しばらくこの思考や言葉のやり取りを眺めていたら、次の瞬間には、3船のヨットが川を走っているのを上空から眺めているような、なんの脈絡もない光景が浮かび、「アイスクリームが食べたい」という思考はいつの間にかどこかへ消えた。

日頃は、こんな思考に盲目的に反応し、現実逃避を行っているのだろうなと思った。

 

思考から呼吸に戻ったとき、思考に浸っている状態があまりにも夢っぽく、呼吸に気づいているときの感覚こそ本物だなと感じた。

今この瞬間も、自分が何かを考えているようで、実は世界に反応しているだけなのかもしれない。

 

 

day4 夜

瞑想において、集中の礎となるのは、意志の強さだと感じた。ブッタは悟りをひらいたとき、悟りを開くまでここから動かないという固い意志をもって木の下に座ったという。

 

考えは瞑想において雑念となる。瞑想の邪魔をせず、瞑想の支柱となれるのは、思考に関与しない意志にある。

そんなことを考えながら、考えている自分に気づけていたのは、この4日間で初めてのことだった。

 

瞑想していると劣等感に出会う。それは自然な反応で、自分に必要なものだけど、嫌だと反応(逃避)すれば、劣等感は見れないまま、逃避反応だけが残る。

反応が次の反応を生み、負の連鎖におちいる。

 

自分のことを考える時間も必要だけど、思考だけが方法のすべてじゃないことを知った。考えれば考えた先に答えがあるような気がして、安心を獲得できるような気になるけど、1つの答えが見つかれば、それをひっくり返す別の答えが見つかって、いつも何が正しいのか分からなくなる。

 

「過去に傷やトラウマがあると、心にブレーキがかかるから、ブレーキを外さなきゃ前に進むのが大変になる」という話もあるけど、向かい風の中を、顔にすり傷を負いながら、少しずつ前に進もうとする姿はカッコイイ。

成功だけを求めれば、もがきながらも前に進もうとする自分よりも、どれだけ前に進めたかのほうが大事になるけど、寛大な命はすべての旅を終えるとき、どんな自分も、どんな軌跡も受け入れてくれる。

 

教員をして鬱になったときから、生き方が分からなくなった。常に限界に挑戦するような、愚直な生き方をしていたけれど、行き過ぎた父性で自分を潰してからは、父性だけでは救えないものがあると感じた。

生き方に正解はないとよく言うけど、人はいつも何かしらの答えを信じて生きている気がする。そして私自身も、答えを見つけては答えを捨てて、納得のいく答えをずっと追い求めている。

考えすぎてその場に立ち止まれば、風を失う。風のない状態で考えるといつも迷って、訳が分からなくなって病みそうになる。

考えることには風というエネルギーが必要で、疾走感をもって一気に綴ると、真っすぐな言葉が紡がれていく。必要なのは動くこと。風を吹かせること。風が止んだら、考えるのはいったんやめて、また動き出すこと。

 

ボブ・ディラン「blowin in the wind」の歌詞を思い出した!

The answer, my friend, is blowin’ in the wind

The answer is blowin’ in the wind

 

 

今日も冷たい風が吹いてる。秋を通り越して冬のよう。

でも陽にあたっていると暑くなるくらいで、こたつでアイスを食べるような、心地よさがある。

 

さて、名残惜しくも、山ごもり最終日!

この地の風を感じながら、修練に励むぞ~。

 

じゃ今日はこの辺りで。また明日!ばいばい!

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ABOUTこの記事をかいた人

孤独が大好きで、24時間内省している人間。 「自分」を大切に生きることについて模索し、「自分」を生きることに全うしている1人の挑戦者です。 日々の学びが、誰かのためになればと思ってブログ書いています!