人間は、健康でも、運命でも、心が、それを、断然乗り超えて行くところに、生命の価値があるのだ!
中村天風「運命を拓く」
幾つになっても初心忘れるべからず。少年の夢と、青年の大志を。悪意を抱えてもよい。だが、悪意に屈してはならない。男も女も、善も悪もない。罪や赦しもどちらでもよい。意志を曲げさせず、折れさせず。そのための言葉を、勇気と愛の溢れた力強い言葉を、胸に満たす。天命を畏れ、大人を畏れ、聖人の言を畏る。己が世のためにできることを想う。一度は落ちぶれた人間にもやり直す資格はある。忌々しい綺麗ごとを悉く汚した。だが一切の綺麗ごとのない世界に希望はない。泥の中に手を突っ込み、真に光るものを掴む。空虚なものでなく、真に力あるもの。正しいものでなく、畏れあるもの。
2024.6.29
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