風は誘う季節のなかへ
陽は笑う春の宴を
草木は踊る永遠に
花の蜜を飲み交わし、さあ皆踊れ
えいさっこらさ えいさっこらさ
そんなことはほっぽりだして
お道化たままに唄えばいいさ
そんなことは忘れてしまって
痴呆のままに踊ればいいさ
俺たちは皆、風の幼子
えいさっこらさ えいさっこらさ
俺は、沙漠を、萎れ枯れた果樹園を、色褪せた商店を、生温い飲料を愛した。疲れた足を引摺り、臭い露次を過ぎ、黙目してこの身を火の神太陽に献げた。
ランボオ「地獄の季節」
2024.4.27
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