草枕月記 -くさまくらつき-

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★千日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 完】

時間を征服する虚無[519/1000]

2024.01.31 内田知弥

まだ11月だというのに、森は吹雪で真っ白となった。 森の瞑想は深まる。俗世において瞑想を維持することができないのは、進歩と変化の生活の原理が、永遠と無為の原理と敵対するからだ。森においては生活が瞑想的となるも、俗世に戻っ…

★千日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 完】

夢の一つを生きているにすぎない③[518/1000]

2024.01.30 内田知弥

魂に性別はない。ゆえに、私は男もであり、女でもあった。 魂に年齢はない。ゆえに私は少年であり、老人であった。 神に反逆した天使は、地獄に堕とされる。この暗澹を満たす宇宙エネルギーには、天使がおり悪魔がいる。ゆえに、私は天…

★千日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 完】

夢の一つを生きているにすぎない②[517/1000]

2024.01.29 内田知弥

霊体はつねに肉体に縛られ、「現在」しか生きることができない。「過去」を生きていたようで、それは肉体にひもづけられた記憶の断片にすぎないのだ。記憶の断片をつなぎあわせて、自己の延長を「現在」演じている。演じている「私」とは…

★千日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 完】

夢のひとつを生きているにすぎない[516/1000]

2024.01.28 内田知弥

私はしばしば、夢と現実との違いは、そう大きなものではないという感覚におそわれる。つまり、この現実とは「さめない夢」なのであって、魂が肉体をとおして、一つの夢を見ているにすぎないという感覚である。   昨晩の夢は…

★千日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 完】

隠遁生活の疲弊/時間の哲学[515/1000]

2024.01.27 内田知弥

魔の山を二週間かけて読み終えた今、ある種の燃え尽き状態にある。   あまり本を読む気にならず、かといって薪を割るくらいしか他にやることもないので、適当にからだを動かしたあとは、虚空を見つめるようにぼうっとし、火…

★千日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 完】

死を越えてゆく道[514/1000]

2024.01.26 内田知弥

ついに、トーマスマン「魔の山」を読破した。分からないところは、何度も分かるまで読み返し、2週間もかかってしまった。 一冊の文学をこんなに時間をかけて読んだことは初めてで、私自身、未来、隠遁生活を反省したときに、真っ先に思…

★千日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 完】

狩猟解禁日[513/1000]

2024.01.25 内田知弥

11月15日、今日は何の日か。狩猟解禁日だ。 全国の猟師たちは今日という今日を待ちわびて、いっせいに山に入る。鹿、熊、猪などの大型獣から、カモなどの鳥類とのかけひきがはじまり、早いところでは今晩から、大地を祝した新鮮な肉…

★千日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 完】

愛による干渉の嬉しさ[512/1000]

2024.01.24 内田知弥

不思議だ。あんなにも世に背を向けて、山奥で隠遁生活をしたいと思っていたのに、己のなかに善意を見つけてからは、森から出たいという気持ちが高ぶってきた。   人間愛という代物は、一歩間違えて同情におぼれれば、人間を…

★千日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 完】

魂に触れるためには一度「生」を否定する必要があった[511/1000]

2024.01.23 内田知弥

人間に対する善意が、いつも人間愛から生まれるならば、この人間愛の原理に従いながら、人間を否定し、人間の超越に向かわなければならないのではないか。さもなくば、生きることの動力源は暗黒で、冷たいものになりはしまいか。 &nb…

★千日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 完】

野性的合理主義/不幸な人間に訪れる不幸[510/1000]

2024.01.22 内田知弥

ホームレスの住居であるダンボールハウスや、ブルーシートで覆っただけの簡易的な家が、いかに最低限の労力で、最低限の機能を合理的に獲得しているか、家をつくってみて、色々感ずるところがある。   金もない。物もない。…

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執筆:内田知弥

平成6年生まれ。「草枕月記」の著者であり、詩作や文筆活動を行う現代の隠者です。2023年には自ら森の中に家を建て、自然と共に歩む簡素な生活を実践。1000日連続のブログ投稿を完遂するなど、生の本質や魂のあり方を見つめる真摯な表現活動を続けています。独自の死生観を綴る、希有な表現者です。(Google Gemini)
・1000日毎日投稿 2022.6.20~2025.5.25【完】
ブログ名「草枕月記」に改号 2023.2.6~
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