苦しいときはもっと苦しい境遇にいた人のことを思い出そう。[802/1000]
玄米を食えぬ日がつづく。食の多様化によって、米を食わずとも容易に腹は満たせる時代だが、米しか食ってこなかった人間にとっては、米が食えなくなることは食を断たれることと同義である。苦しいが、苦しいときは、もっと苦しい境遇にい…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
玄米を食えぬ日がつづく。食の多様化によって、米を食わずとも容易に腹は満たせる時代だが、米しか食ってこなかった人間にとっては、米が食えなくなることは食を断たれることと同義である。苦しいが、苦しいときは、もっと苦しい境遇にい…
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「その猪の肉ない、裏の物置に吊るしておいたんだわい。まだいっぺ吊るしてあっぞい」 「へーえ。たまげたなあ。どうして腐んなかったんだろう?」 「わげね。腐んねえようにしてあんだ。ぶづ切りした肉に塩まぶしてない、それを縄でき…
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畑で働きはじめて早一ヵ月。早朝、数時間だけ働いて、それからは森に家をつくるために、木を伐ったり、整地したりしている。一日数千円だけでも、収入があると安心するものだ。いくら水道光熱費や、食費がかからないといっても、完全に金…
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胸高直径40センチのアカマツの抜根作業も今日で三日目となる。果てしなく思われたが、スコップで地道に土を掘り起こす一杯の積み重ねで、ようやくあと少しのところまできた。人力ではできないと言われることも、重機のない昔の人間は当…
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米が尽きようとしているが、どこに行っても米がない。パンやうどんで腹は満たせるが、腹が満たされることと、精神に蓄えられることは別である。私が玄米を好むのは、飢えをしのげることに限らず、心までもが生き生きと力強くなるからであ…
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小屋づくりに向けて、森を整地している。直径40センチあるアカマツの抜根作業は果てしなく、疲れて動けなくなるとハンモックに横になり、どういう風に家を建てようか思案する。 世界を見渡せば、自ら家をたてる人間は意…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
ドドドーンという凄まじい地響きとともに、アカマツの大木が倒れる。切株のあたりから放たれる松脂の甘い香りが、暖かい風に乗って森中を満たしているのが何とも心地よかった。斧で刈り取ったアカマツの梢を、切株の裂けめに刺して合掌す…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
「月光の夏」という映画を観た。出撃前、今世と別れを告げるために、ベートーヴェン「月光」をピアノで弾き、戦死していった特攻隊青年の実話をもとにした話。私自身、月光には深い思い入れがあり、色んな人の演奏を聴く。第一楽章は重く…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
森で木こりをしている。今年の冬に寒さから身を守るための、ちいさな家をつくるためだ。昨年もひとつ小屋をこしらえたが、すきま風があちこちから入り込み、とても寒い思いをした。私の棲む森は、昼間でも陰っており、氷点下であることが…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
食事が人間をつくるというのなら、日本人の魂を醸成するのは米ではなかろうか。外国から帰国した人間が口を揃えて「日本のお茶漬けがいちばん美味い」という様を、三島由紀夫は”お茶漬けナショナリズム”と皮肉…