凝固した感情を突き破り流体となれ。[397/1000]
狂うほど何かに熱中することほど、生き心地をおぼえることはない。肉体から遊離するほど、我を忘れ宇宙と一体となるのである。 そんなとき、体内では宇宙エネルギーがものすごい速さで流れている。これを「高次元状態」と言おう。高次元…
狂うほど何かに熱中することほど、生き心地をおぼえることはない。肉体から遊離するほど、我を忘れ宇宙と一体となるのである。 そんなとき、体内では宇宙エネルギーがものすごい速さで流れている。これを「高次元状態」と言おう。高次元…
憧れは流体である。淀みなく宇宙を流れるエネルギーである。それはいつも流れていなければならない。決してせきとめようとしてはならない。せきとめた途端、憧れは欲望に変わり、永遠の水は腐り、虚無に堕ちてしまうから。 …
自分の心の深くをみつめていると、その究極では死にたいと思ってるんじゃないかと、しばしば感じることがある。これは、自殺願望のような消極的なものではない。あえて積極的に言い換えるなら、魂的に生きたい、野性に生きたいという、人…
人間は生れたときから、肉体という枷を背負っている。人はこの枷をどうにか解放できないものかと、旅をしたり、本を読んだり、芸術に触れたり、人に出会ったり、時には酒や女に溺れたり、暴食に耽ってみたりと、試みのなかで自由を問うの…
この地上に楽園を探しつづけている。太陽がよく当たり、清らかに川が流れ、空気が美味しく、小鳥の鳴き声がよく聴こえ、自然の実りが豊富である。まだ人類が地球を開拓する頃、荒々しい地球の一画に、そんな理想郷を築き上げただろう。自…
私たちがいる世界は、私たちがつくりだしている世界である。個人的無意識は、集合的無意識に支えられてるとユングは言った。世界が戦いに染まり、不安と恐怖におびえるほど、個人にも、戦いと不安におびえる日々がある。だが、この逆もあ…
日を記すと書いて、日記という。なんと儚い響きであろうか。私はだれかに読まれることを意図したり、考えをまとめるために言葉を書くことはあっても、純粋にその日に起きたことを記すということはしてこなかったのである。なぜなら、何気…
居場所がなくて生きていけないなんて、そんなバカな話あるかい。居場所なんてもんは大ウソである。そんなもの、社会がつくりだした虚妄である。本当は、日本のどこにいても心の深いところ、いわば魂で繋がってきたのが、同じ祖先をもつ民…
宇宙に憧れつづけている。昨晩布団に入りながら、三島由紀夫の「美しい星」を読んでいると、眠りにおちようと意識が薄れかけるその瞬間に、宇宙に到達したような感覚を味わった。夢のなかで、宇宙空間をふわふわと漂いながら、青い地球を…
雨が降る季節であるが、どうしてか今朝の雨には天の痛みを感じる。雷鳴には天の怒りを感じる。心に叩きつけられる雨粒の音、ひとつひとつに、天の悲しみを感じる。人間の魂が奪われるその変遷を天は見守りつづけてきた。現世に起こる不穏…