親と喧嘩した時って、気分が悪いですよね。
僕は今年で25歳になりますが、この歳になっても帰省するたびに親と喧嘩します(笑)
実は喧嘩することは健全なことなのです。
この記事は、
- 親と喧嘩した時に気が楽になる考え方
- 親と喧嘩した時に使える前向きに和解する方法
をまとめていきます!!
Contents
1 親と喧嘩したのは成長した証拠
親と喧嘩してしまうのは、あなた自身が
- 「親の考え」から自立して
- 「自分の考え」を持っている
からです。
親が「右!!」と言ったときに、あなたは「左!!」と言えるくらいの
- 自信
- 経験
- 知識
- スキル
- 価値観
などを身に着けたということですね。
ずっと親の言いなりになってたら、喧嘩なんて起きませんから!
親「それはだめ」
子「わかった。やめる」
親「それはいけないと思う」
子「うん、じゃあやめる」
要するに、あなた自身が「成長した」ということです。
親の言いなりになっていれば、衝突がないから、「良い子」には見えます。
けど、「良い子」というのは
- 親にとっての「良い子」であって
- あなたによって「良い」とは限りません
むしろ、
自分の意思を大切にできない生き方は、不自由な生き方
であるとさえ僕は思います。
もし今、喧嘩をして気分が悪くなっているのなら、このことを頭に入れておいてください。
- 親との喧嘩は決して悪いことじゃない
- 親との喧嘩は自分が成長したしるし
- 「自分の意思」を大切にすることは大事なこと
2 親と喧嘩してしまうのは、親が1番大切な人だから
喧嘩してしまう原因は
親を変えようとしているから
です
恐らく、親に「こうであれ!」と期待していないでしょうか?
- 親は子を信じるべき
- 親は子を尊重するべき
- 親は子のやりたいことをさせるべき
- 親は子にうるさく言わないべき
こんな期待があるから、「宿題をしなさい」と言われたときに、
- 「何で信じてくれないの」
- 「うるさく言わなくてもいいじゃん!」
と怒りを爆発させてしまいます。
これが喧嘩になってしまうのは、同じように
親も子を変えようとしようとしているから
です
「勉強しなさい」なんてのは、まさにその例ですね!
喧嘩とはシンプルにすると、
親→「私の言うとおりに変わりなさい」
子→「私の言うとおりに変わりなさい」
のやり合いです。
なぜ、こうもお互い干渉しすぎてしまうかというと
お互いが何よりも大切な存在
だからです
いくら喧嘩しても、母親は世界でたった1人の存在です。
いくら喧嘩しても、父親は世界でたった1人の存在です。
- 痛い思いをして産んでくれたこと
- 夜泣きのせいで寝不足になりながら育ててくれたこと
が覆ることのない事実だとあなた自身も分かっていますよね。
自分にとって大切な人だからこそ
- 「こうしてほしい」
- 「こうなってほしい」
という想いも強くなってしまいます。
番長
まとめると
- 大切な存在だからこそ
- 親も子も自分の期待をおしつけてしまい喧嘩になる
ということですね。
3 親と喧嘩した時、本当は悲しい
親と喧嘩した時、「うざい」とイラついているかもしれませんが
「私のことを理解してくれなくて悲しい」
というのが本音です
かけがえのない存在である親には
- 自分のことを信じてほしいし
- 自分のことを応援してほしいし
- 自分のことを分かってほしい
ですよね。
けど、
- 1番信じてほしい人に、信じてもらえなくて悲しい
- 1番応援してほしい人に、応援してもらえなくて悲しい
- 1番分かってほしい人に、分かってもらえなくて悲しい
というのが本当の気持ちではないですか?
心理学で、怒りは悲しみのフタと言われます。
喧嘩がヒートアップすると、ついカッとなってひどいこと言ってしまいますが、本当はもっと素直なものです。
ただ悲しい、それだけです。
僕も親と喧嘩した時、怒りがわいてくると「あ、今悲しいんだな~」って自覚しています(笑)
4 親と喧嘩した時に、和解するたった1つの方法
親と喧嘩した時に、いまあなたができることは
- 素直になって(マインド)
- 親に本当の気持ちを伝えて(アクション①)
- これからどうしたいのか話し合う(アクション②)
これだけです。
4.1 素直になる(Level 1)
素直になるには、
自分が何に悲しんでいるのかを知る
ことが必要です
先ほども言いましたが、「怒りは悲しみのフタ」です。
底にある悲しみに気づかず、表面の怒りに振り回されている状態で話し合いをしても、自分も相手も傷つけてしまうだけです。
僕もよくやってしまいますが
- 物に当たってしまう
- 大きな声で罵倒する
なんていうのは、まさに怒りに振り回されている状態ですね。
僕が怒りを抑えるのに効果的だと思うのが次の5つです。
- 感情日記で書き出す
- 友達と話す
- 瞑想
- 寝る
- 運動する
- 時間が経つのを待つ
使い勝手と効果のコスパが良いものから順に並べてました!
感情日記や、瞑想のやり方については、こちらの記事を参考にしてくださいね。
4.2 本当の気持ちを伝える(Level 2)
気持ちが冷静になったら
思い切って、本当の気持ちを伝えましょう
これが和解に向けてのアクションです
伝えることは
- 相手への思いやり:「結果として傷つけてごめん」
- あなたの気持ち:「私は〇〇で悲しかった」
- あなたの考え:「私は〇〇だと思う」
の3つです。
ただね、これがまた恥ずかしくて素直になれないもの。
とくに、家庭に「対話」をする文化が育っていない場合、面と向かって自分の気持ちを伝えることって、結構ハードル高いです。
けど、もうこれは勇気を出しましょ!
親との関係を前に進めるうえで、「話し合い」は避けては通れない道です。
注意することは
- 私メッセージ(I message)を使うこと
- 言葉足らずにならないこと
の2つです
番長
4.3 これからどうしたいのか話し合う(Level 3)
最後に、また同じようなことで口論にならないように、
「これからどうするか」を話し合います
これが最後の、ステップですね
「私メッセージで」素直に気持ちを伝えることができたら、親も素直になって「私メッセージ」で気持ちを伝えてきます。
- 2人の「私メッセージ」を確認したら
- 今度は「私たちメッセージ」で話し合いましょう
私たちメッセージ(We message)とは「私たちは、これからどうするのか」という前向きな話し合いですね。
簡単なので安心してください。子供の時に誰しも経験しています。
- 親と喧嘩して、ゲームを1日1時間と約束する
- 親と喧嘩して、門限を決める
気をつけたいことが
2人が納得できる形にすること
です
敗者をつくってしまってはだめなんですよね。
どちらかが、どちらかを力でねじ伏せるような関係性は、再び壊れてしまうからです。
親も子も、対等です。
対等だからこそ、お互いがwin-winになれるような、第3の道を見つける必要があります。
気持ちを伝えたにも関わらず、親が無視をするような子供じみた行動を取るなら、待ちましょう。
それは、親の問題であって、あなたの問題ではないから。
一言でまとめると、親と和解するためには「腹割って話し合え」ということです。
5 親と喧嘩した時の気持ちの整え方
さて、具体的な方法論をまとめてきましたが、
大切にしてほしい心構えが
感謝の気持ちをもつことです
番長
確かに、「感謝しろ!」と言われて無理やり感謝することは難しいですよね。
けれど、実際に感謝の言葉を口に出すことはできるはずです。
- 感謝の気持ちが伴っていなくてもいいので
- 「ありがとう」と声に出していってみてください
面白いことに、人は自分が言葉にしたことを、本当だと信じ込む性質があります。
だから、「ありがとう」と声に出していってみるだけで、自然と怒りも消えていきます。
親「宿題しなさい」
子「分かった!ありがとう!」
親「それは違うんじゃない?」
子「そういう考えもあるね。ありがとう!」
もし、「ありがとう」と親に向かって言えたら、親も素直になります。
僕もうるさく言われたときは、大体「ありがとう」と言っています(笑)
6 まとめ
- 親との喧嘩は、自分が成長したしるし
- 親との喧嘩の原因は、①大切な人であるがゆえ、②お互いに期待してしまうから
- 喧嘩した時、怒ってるんじゃなくて、本当は理解されなくて悲しんでいる
- 喧嘩の和解のためには、相手を尊重しながら対話すること
- 感謝の言葉で、今の気持ちが変わるかも?
今日親と喧嘩したときにこのサイトにたどり着いて、自分がするべきだったことがわかりました。これからも感謝の気持ちを常に忘れずに、そして何を求めているのか、を具体的に読み取れるようにしたいです。ありがとうございます。