血の通う言葉だけに耳を傾けて。[280/1000]
失礼極まりない話である。私は卑劣だ。しかし、今感じていることの他に何も書ける気がしないから、感じていることを感じている事実として、恥を忍んで書き残すほかない。 私は今の仕事が生命を懸けるに値しないと感じてい…
失礼極まりない話である。私は卑劣だ。しかし、今感じていることの他に何も書ける気がしないから、感じていることを感じている事実として、恥を忍んで書き残すほかない。 私は今の仕事が生命を懸けるに値しないと感じてい…
はっきりと言葉にしよう。私は仕事をやめたくてやめたくてたまらないのだ。ぎりぎりの戦いをしている。不合理に食い殺されるとき、こうした悲痛な嘆きがどうしても生まれてしまう。鬱で引きこもりのクズを拾ってもらったのだから、恩知ら…
仕事をしている。好きことを仕事をしているわけではない。むしろ、今の仕事は、好きとは無縁のことをしていて、向いてもいないと思う。 それでも仕事をするのは、この生命を、文明にぶつけるためである。文明にぶつかって、文明の中で、…
数日間の苦しみがようやく去り、爽やかな朝がやってきた。昨晩の雨でぬれた大地が、太陽で美しく輝いている。 苦しみを散々吐露して、見苦しい姿を残してしまった。苦難は去ったといっても、安らぎは束の間であることは間違いない。今日…
西暦2023年3月23日。まだ生きている。やばくなっているが、魂の救済は諦めていない。 魂の毒を食らいすぎて、ここ数日はとにかく悶え苦しんだ。今も渦中にいる。このままだと死にかねないと思い、音楽に救いを求める。初めて、モ…
いったい何が私を苦しめるんだ。なんで毎日、毎日、死にそうになってるんだ。 今日、食べる物がある。眠るところがある。迫害もされず、空から爆弾も降ってこない。 満たされているはずのこの現代で、魂だけが悲痛の叫びをあげて、渇き…
毎日、死にたくなってるのを見ると、もう本当に病気なんじゃないかと疑いたくなるし、実際、社会から見たら病気みたいなもんだろう。人間として生きようとする魂が、地上とに不和を生むかぎり、心に苦しみが生じることはやむを得ないのだ…
危うくやられるとこだった。食い殺してやったのさ。 悪魔は心を貪って、我を狂気へと導く。 死ぬか死なんか崖の淵。胸に刃を突き立てて。 ああ狂ってる、狂ってる。この世はなんておぞましい。 虚無のすべてを飲み込んで、天に誓いを…
不幸で乱暴で苦悩に満ちて、それでいて高潔な魂が、重い。魂の重みが全身をすっかり覆うとき、まるで世界に別の重力が生じたようで、心もろとも地に沈んでいく感覚が、人間として生々しく懊悩していることを実感させてくれる。幸せで軽薄…
本当に捨て去ったものは、決して思い出されることがない。思い出されるかぎりは、捨て去ったようで捨て去っていないのであって、場合によっては、幼少の頃の母との記憶のような、この上なく尊いものを、知らぬままずっと握りしめて生きて…