仕事を辞めるか辞めないか③[340/1000]
仕事をやめるか、やめないか。迷うのは、どちらの選択も真実を含んでいるからだ。やめるも正しく、やめないも正しい。 一度堕ちた生命は、堕ちることへの好奇心が宿る。この生命の好奇心を満たさねば、天に向くことはないのではないか。…
仕事をやめるか、やめないか。迷うのは、どちらの選択も真実を含んでいるからだ。やめるも正しく、やめないも正しい。 一度堕ちた生命は、堕ちることへの好奇心が宿る。この生命の好奇心を満たさねば、天に向くことはないのではないか。…
今度の終末こそ本物だ。何故なら、人間の思想と呼ぶべきものはみんな死んでしまったからだ。(略) 思想の衣装は悉く廃れ落ち、人間は裸で宇宙の冷たさに直面している。 お前のその非力な掌では、すでに冷えかかった人間の体を、温めて…
ほんとうは魂の活動に夢中となり、腹が減ったことにも気づかないまま行き倒れになるくらい、肉体を置いてきぼりにしたい。https://t.co/LPzrXQEOKw — 内田知弥 (@tomtombread) May 23,…
虚無に対抗する手段として、娯楽の中に自分を閉じ込めた。最初は束の間の休息で、再び虚無に立ち向かう。次第に娯楽の時間は引き延ばされ、気づけば生活の大半を娯楽が支配した。こうして魂は奪われるのではないのか。それを幸せというの…
神というのはまことに狡猾な発明で、人間の知りえたことの九十パーセントは人間のために残しておき、のこりの十パーセントを神という管理者に委ねて、その外側の厖大(ぼうだい)な虚無とのつなぎ目を、管理者の手の内でぼかしておいても…
己を生に縛りつけるものを一つずつ捨ててゆけ。 人間であることを忘れさせるような、 俗塵にまみれた快楽の虜になる肉体が嘆かわしい。 倦怠の正体は善人であるという悪魔のような発想も いつしか鼓動となって心臓を病ませる。 破壊…
仕事をやめるか、やめないか。迷うのは、どちらの選択も真実を含んでいるからだ。やめるも正しく、やめないも正しい。真実を求める心が、どちらにも正義を与えるから、迷う。 勢力が一方的である場合は楽である。己に打ち克つと同時に、…
ゆらゆらと揺らぐ。宇宙の果てをさまよう魂。 地面から伸びる穢れた手が、この両足を引き留める。 憧れの放射をたどるその眼は、静かな絶望をしたためて。 脆弱に跳ね返されるたび、光は細い線となるが、 一層鋭さを帯…
このくそつまらない人生を燃やし尽くせないか。ちり紙同然に燃えて、灰はすべて風に飛ばされよ。 男は女にためになら、女は男のためになら堕ちきることができるのかもしれない。悪への快楽か。生命の渇望か。それとも恋か。体操着が盗ま…
仕事を辞めるか辞めないかを悩み始めたら、もう結末は見えていて、あとは時間の問題なんだろうと思う。私は凡人にも満たないこの悩みを、いまだ心に住まわせており、辞めたら辞めたで、今度は金に困るし、罪の意識に孤立もするのだろうと…