「どうして空は青いのか」に対する非科学的な答え[657/1000]
空はどうして青いのだろう。もし子供にこんな質問を投げかけられたら、何と答えるだろう。スマホで検索をして、「青い光の波長は・・・」などと答え始めようものなら、それはもう科学主義にどっぷり侵されている。もし、波長の長短の関係…
空はどうして青いのだろう。もし子供にこんな質問を投げかけられたら、何と答えるだろう。スマホで検索をして、「青い光の波長は・・・」などと答え始めようものなら、それはもう科学主義にどっぷり侵されている。もし、波長の長短の関係…
私は、この地上で暴力と戦いが終わった時、これで万事が旨くゆく、これからは平和になり、人々は幸福な毎日を末永くおくることができる、と思いました。しかし、その期待は全く裏切られました。戦争が一切を荒廃させるのに劣らず、平和も…
強くあれ、幸福な生涯をおくれ、しかして愛せよ!しかし、何よりもまず第一に神を愛せよ、神を愛することは神に従うことだ。神の大いなる命令を守れ。情熱のために判断を誤ち、普通ならばお前の自由な意志が許さないことをしでかすことの…
4月だ。桜の蕾があちこちで開きはじめた。社会は新生活に気持ちを一新し、前へ前へと進みつづける。社会に適応できない者は孤立感を味わう。それは、こうした祝いの季節に、皆と前に進む感覚を得られないからだ。自然の四季を味わうこと…
肉欲―すべての禁欲的な「身体の軽蔑者」たちにとっては、かれらを苦しめる棘と針だ。 肉欲―賤民たちにとっては、かれらをじわじわとあぶる火。 肉欲―とらわれのない心にとっては、無邪気な自由なもの、…
わが兄弟よ、あなたがひとつの徳を持ち、それがあなた自身の徳であるなら、それは他のびととも共有すべき性質のものではない筈だ。 多くの徳を持つということは、りっぱなことだ。だがそれは重大な宿命である。そのために…
わたしの言うことを信じるがいい、わが兄弟たちよ!身体に絶望したのは身体であったのだ、―その身体が、こうして錯乱した精神の指でもって最後の壁を手探りしたのだ。 わたしの言うことを信じるがいい、わが兄弟たちよ!地上に絶望した…
わたしはきょう、ひとりの悲壮な者を見た。ひとりのおごそかな者、ひとりの「精神の苦行僧」だ。おお、わたしの魂は、かれの醜さのために、何と笑ったことか! 多くの醜い真理を、狩猟の獲物としてつるさげ、衣服は幾重にも裂けていた。…
今朝、起きて間もなく、重たい瞼をこじ開ける、無邪気な朝日に思わず笑ってしまった。私は朝日をまえにして、笑ってしまうことがよくある。夕暮れや星屑を見て笑うことはあまりないが、朝日だけはどうも笑ってしまう。そして、笑ってしま…
眠ることは、決して容易なわざではない。そのためには、なにしろ一日じゅう起きていなければならない。 また一日に十回も、あなたは克己に努めなければならない。そうすれば快い疲労が生じるが、それは魂を眠らせる阿片なのである。 十…