森の家で初めての過ごした晩。深い闇に包まれて[466/1000]
森の家で初めての夜を迎えた。とても寂しく、怖ろしい夜だったが、蝋燭に照らされた部屋は、夢心地のするほど美しく、霊妙さを感じられるものだった。自画自賛というわけではないが、改めてとんでもないものをつくってしまったとひとり感…
森の家で初めての夜を迎えた。とても寂しく、怖ろしい夜だったが、蝋燭に照らされた部屋は、夢心地のするほど美しく、霊妙さを感じられるものだった。自画自賛というわけではないが、改めてとんでもないものをつくってしまったとひとり感…
最後の窓の取り付けが終わり、ついに森の家が完成した。といっても、まだ最低限の生存機能を満たしたという意味での完成にすぎず、生活していくにはまだ手を加える必要がある。もらってきたペール缶を改造して、料理用のロケットコンロを…
森の家に扉がついた。明日、窓枠に窓を張っていけば、機能的な家としてすべて完成する。窓にも扉にも、鍵すらつける予定はないが、性善説を信じるというよりは、悪を犯す力をもちあわす人間と、悪を犯す必要に迫られた人間は、このような…
森の家づくりの最後の砦、扉づくりにとりかかったが、本日は気持ちのいいほどの敗北を喫した。これまでの経験をもとに、廃パレットを分解して、扉をつくるところまでは難なくこなした。問題は次である。ちょう番をつかい、扉と家を接続す…
毎日、書くことをして462日目。これといって書くことが思いつかない日には、見苦しくもつまらない私情を書き連ねたことも少なくないが、どうせなら、美しい言葉や、魂に響く言葉を写本したいと思った。そうすれば、私にとってもこれを…
森の家に、机と椅子ができた。今日は、その使用感の確認もかねて、森の家のなかから、つくりたての机と椅子で書いている。 椅子は、直径20cmくらいの切り株を立てたものに、座面の部分にだけ直径30cmくらいの薄い切り株をのせた…
名声を勝ち取り、社会のために立派に働く人間をみると、ろくに働いていない自分をつまらない人間だと思う。これは自虐でも卑下でもなく、「道」と照らし合わせた際の客観的な事実を述べたまでのことである。 自虐や卑下は…
晴れた日には、天から「働け」といわれているようで、どんな日だろうと関係なく、作業はモリモリはかどるが、どんよりした雲や雨の日は、どうも気持ちが盛り上がらない。太陽は気分を高揚させ、鼓舞されることが多いが、雨や雲は気分を落…
森の家づくり、大工さんからもらってきたパレットが大活躍している。 先日は、分解したパレットで床を完成させたが、今度は別のパレットを分解して寝台もつくった。ベッド兼イスとして使えるように、足となる広葉樹の幹は、座ったときに…
生命の話をしたい。以下はすべて、あくまで私の考えにすぎない。 昨日も書いたように、生命は宇宙からエネルギーを授かり、肉体を媒介し宇宙にふたたび放出する形でその循環をなす。エネルギーは主に、空気や食事や睡眠などから得られ、…