心の拠り所とは?弱いから持つのではなく持つから強くなれる

こんにちは、とむです。

心の拠り所ってなあに?

心の拠り所がないんだけど….

心の拠り所をつくって毎日安心して暮らしたいー!

 

とむ
こんな疑問に答えていきますよ!

 

ボク自身、周りから1人で生きているように見られることが多いのですが、実際そんな強い人間ではありません。

“心の拠り所”に力をもらっています。

 

心の拠り所は、自分の在り方、自分の感じ方にいつも影響を与えているので、幸せに生きるためには、一度は向き合っておきたいものですね。

 

 

1 心の拠り所とは、安全基地のこと

心の拠り所とは一言でいうと

自分にとっての『安全基地』

のことです

 

安全基地というと、あまり馴染みのない言葉かもしれませんが、

これは1982年にアメリカ合衆国の心理学者であるメアリー・エインスワースが提唱した概念です。

 

簡単に言うと

「あ~自分ってここにいてもいいんだな~」

ここには自分のことを見守ってくれてる人がいるんだな~」

ここには自分のことを受け入れて、応援してくれる人がいるんだな~」

と感じられるような居場所(ここ)のことです。

 

 

家に帰ってかわいい猫ちゃんがいると癒されますよね。

家族や大切な人のためって思うと頑張れますよね。

 

 

とむ
これは自分が「立ち戻れる場所」という意味で、「家」のようなものだね。

 

どこが心の拠り所と感じるかは、本当に人それぞれですが、

心の拠り所のおかげで

  • 毎日安心に生活できて
  • 辛いときにも心が折れずに頑張ることができる

のです

 

2 心の拠り所があると何がいい?

心の拠り所があると何がいいかというと

  1. 安心感で満たされるから
  2. 新しいことに挑戦できる

ことです。

 

結局、人が挑戦できないのって傷つくことが怖いからなんですよね。

  • 失敗、批判、他人からの嘲笑で傷つくことが怖いから
  • 『自分は人から嫌われる人間』『自分は力のない人間』『自分は価値のない人間』と感じてしまうのが怖いから

 

そんな心のソワソワに耐え切れず、挑戦できない。

 

心の拠り所(安全基地)があると

  • 「自分は守られている」
  • 「自分は失敗しても大丈夫」

と安心感を心の中で感じられるので、そんな怖さも感じにくくなります。

 

もちろん、「新しいことに挑戦することが全く怖くない」ということではなくて、

「何かあっても、またここに戻ってこればいいや~」と心に余裕のある状態でいられるのですね。

 

ジョージ・コーリーザー著書の『セキュアベース・リーダーシップ』という本には、このようなことが書かれていました。

研究者の J・W・アンダーソンが指摘したのは、子どもたちが冒険に出かけるとき、常に母親をセキュアベース(安全基地)としているということだ。

幼児は遊び場で遊んでいても、時々母親の元に戻ってくる。

共通するのは、恐怖を感じたり動揺したりすると、全員が母親のところに戻ってくることだ。

 

ポイントは、次の3つです。

  1. 子供にとって、母親は心の拠り所である
  2. 母親がいるから、子供は冒険(挑戦)できる
  3. 冒険(挑戦)に不安や恐怖を感じると、母親のもとに帰ってくる

 

この研究、ほんとうにおもしろいですよね。

 

大人になっても本質は子供と一緒。

挑戦して不安を感じたり、怖くなったら、心の拠り所に立ち戻るという関係の中でボクたちは生きています。

 

すぐに怒る怖い上司の前だと、アグレッシブに挑戦できないけど、

自分のことを認めてくれている人の前だったら、積極的になれます。

 

結局、人は動物である以上

挑戦して身に危険を感じたら安全な場に戻る習性

がインプットされているのかもしれません。

 

とむ
心の拠り所がたくさん増えると、安心できて、新しいことに挑戦できるようになるね

 

3 心の拠り所は弱い人だけが持つものではない!

大人になると心の拠り所を持たない強い人もいると思われるかもしれませんが

ボクはどんな人でも心の拠り所を何かしら持っている

とおもっています

 

もしかしたら、心の拠り所を一切持たずに、孤高に生きている人はいるかもしれませんが、一握りどころか、一つまみ程度の人でしょう。

 

人って、本当に「弱いイキモノ」だと思うんですよね。

1人では生きていけない。

 

ボク自身それを痛感したのが、仕事をやめて社会から完全に分断されたときでした。

3カ月間ニートで、人との関わり、仕事との関わりがなくなると、過労で苦しんでいた時とはまた違った苦しさがありました。

 

ボクは、「仕事」と「情熱」を心の拠り所にしていたので、仕事をやめたときに、2つの心の拠り所がなくなってしまったんですよね。

「心の拠り所がない状態」って、こんなにも孤立なんだなと、初めて見えた「自分の弱さ」にボク自身にとっても意外でした。

 

この経験から、「心の拠り所」って、人が人である故、欠かせないものなんだなと思いました。

 

1人で生きているように見える人でも、実は心の拠り所があったりするんじゃないかな。

逆に、心の拠り所があるからこそ、1人で生きているように見えるんじゃないかと。

 

つまり、何が伝えたかったかというと

心の拠り所は、弱い人だけが持つものなんて勘違いしないでね

むしろ、心の拠り所があるから、人は強くあれるんだよ

っていうことです!

 

4 どんなものが心の拠り所になる?

心の拠り所って、必ずしも1つである必要はありません。

むしろ、複数あったほうが、1つに依存しなくてすむので、気持ちにも余裕が生まれますね。

 

ということで、心の拠り所になるものを、ざっとあげてみました。

1. 人

家族、友達、恋人、頑張っている人、ペット

2. 場所

家、職場、サークル、宗教

3. 行動

趣味、仕事、ボランティア、運動、音楽

4. 物

お金、お酒、美味しい食べ物、服

5. 自分

情熱(夢)、未来への希望

 

とむ
「自分」だけはこの中でも例外で、内につくるものだよ!これだけ分けてみていくよ!

 

4.1 人(家族、友達、恋人、頑張っている人、ペット)

自分の大切な人

を心の拠り所にしている人が一番多いように思います

 

成人しても、母親の存在というものは、ずっと心の支えになるものですし、

相談できる恋人や友達がいるかどうかで、心が支えられている感覚は全く変わってきますよね。

 

「頑張っている人に元気をもらう」という点では

何かのファンになる

ことも心の拠り所をつくることになります。

 

ジャニーズ、アイドル、スポーツ選手、Youtuber

世の中にはいろんな人へのファンであふれていますが、ファンになることで明日も頑張るエネルギーをチャージしているのです。

 

4.2 環境(家、職場、サークル、宗教)

  • 自分の好きな場所
  • 自分だけの場所

が心の拠り所になることもあります

 

1人でバリバリと仕事をこなしている人も、実は「職場」が心の拠り所だったなんてこともあります。

働くことで、”貢献感”を得られて、心がチャージされるのですね。

 

ボクも「旅の資金を稼ぐためのバイト」と割り切って始めたホテルの洗い場の環境も、

魅力的な方々ばかりで、職場に行くたびに何かしらのエネルギーをもらっています….

 

…..とこのことに気づいたのも、この記事を書き始めてからなのですがw

自分が気づいていないだけで、心の支えになっているものって意外と多いのかもしれませんね。

 

4.3 行為(趣味、仕事、ボランティア、運動)

芸術肌の人に多い印象ですが

自分の好きなこと

って心の拠り所になるんですよね。

 

例えば、絵を描くこと、写真を撮ること、音楽をすること。

 

同じく、今の職場でものすごく生き生きとしている人がいるのですが、

1人は写真を心の拠り所に、もう1人は農園でブトウを栽培することを心の拠り所にしているようです。

本当にイキイキとしていらして、すごく幸せそうです。

 

4.4 物(お金、お酒、美味しい食べ物、服)

自分の好きなもの

も同じように、心の拠り所になります。

 

知り合いに、ものすごく車好きの人がいるのですが、会うたびに洗車をしています(笑)

 

おそらく、彼らは車を“我が子”のように接しているんだと思います。(違ったらゴメンナサイ!)

つまり、彼らにとって車=温もりのある存在

 

だから、車のことを考えるたびに、気持ちがほっこりするんだと思います。

とむ
ちなみに、アメリカでは車にガソリンを入れるときに、“Fill her up”(彼女にガソリンを入れて)と言います。アメリカでは、車は女の子のようです

 

5 自分を心の拠り所にするには、自分の中に希望をつくる

自分の中に心の拠り所をつくるとは、

自分の中に希望をつくること

だとボクは思います

 

未来に希望があるかぎり、人って苦境も乗り越えられる。

 

辛くても、未来になりたい自分がいたら、歯を食いしばれる。

心が折れそうになっても、自分が成し遂げたい強い想いがあったら、両足で踏ん張れる。

 

そんなものを、人は情熱とか、夢とか、想いとかいいますが、

自分に素直になって、自己実現に生きていれば、常に心の中には立ち返る場所がある。

 

 

それが、未来への希望

 

 

自分の感情を大切にしよう。

自分の素直な気持ちを言葉にしてみよう。

言葉にしたらそれに向かって生きてみよう。

 

 

そうすれば、希望は自分の内側に宿る。

希望は、強くて太い心の拠り所になる。

 

 

6 心の拠り所がない?心配しなくてもいつでも作れる

心の拠り所をつくるのにあなたができることは

自分が心を許すこと

だけです。

 

これが、心の拠り所をつくるために自分ができる唯一のことじゃないかな~とボクは思います。

 

誰かに対して思い切って心を許してみないと、安心感は生まれませんし、

自分に対しても心を許してみないと、自分の本当の気持ちは見えないままですからね。

 

恋人を作ったとしても、肝はやっぱりコレです。

自分が心を許せるかどうか。

 

もし、今のあなたにとって、他人に対して心を許すことが難しそうであれば

まずは自分に対して心を許すことから始めてみてください。

 

おすすめは、自分の感情をしっかりと受けとめる“感情日記”を書くことです。

ボク自身、このおかげで一部ではありますが、他人に対しても心を許せるようになってきました。

 

やり方なども詳しく書いてあるので、ぜひ挑戦してみてください。

 

7 まとめ

ここでお伝えしたかったことは次の4つ!

  1. 心の拠り所とは、安全基地のこと! 安心感を持てて、挑戦できるようになるよ!
  2. 心の拠り所は、弱い人が持つものじゃないよ。むしろ、持つことで強くなれるんだよ!
  3. 自分の中に、未来への希望を持つと、強い拠り所になるよ!
  4. 心の拠り所がなくても、大丈夫。まずは自分に心を許すことから始めてみて!

 

もしよかったら、このブログにもまた遊びにきてね。

誰かの心の拠り所になれるような居場所にしていきますよ!

 

ではっ!

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2 件のコメント

  • ここ数日寝る前に、毎日、とむさんのブログを読みます(^^)

    自分にはなかった発想に驚いたり、うんうん!って共感したり、ちょっと面白くてニヤッとしてみたり…笑

    とむさんのブログを見ていると、いい意味で心がクリアになります。
    自分の心がモヤモヤすると、とむさんならどう考えるんだろ~と、ついついココに来て、自分の求めていることにマッチしそうな記事をあさります(’ω’)

    とむさんのブログ、わたしの心の拠り所のひとつになりました☆
    なんだか、不思議と勇気をもらえるんですよ(*´ω`*)

  • Machikoさん
    嬉しいメッセージありがとうございます(^^)
    毎晩毎晩、読んでくださっているのですね!

    ボク自身、このブログをずっと書いてきた目的が、まさに
    「1日の終わりに、ふぅ~っと帰ってこれるような温かい心の拠り所にしたいから」
    でした!

    だから、そんな風に言ってもらえて、本当に感無量です!(><) ぜひ、必要なときはいつでも遊びにいらしてください! ボクはいつでもここにいます^^

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