2015年7月、小暑を過ぎた頃、ボクは新たな挑戦をしてきました…。
男なら誰もが一度は憧れること…..そうそれは……..
なぜそんなに野宿に憧れるかって。
そんなことは愚問だ…..。
野宿ができれば、突然家を無くしても困ることはない。
野宿ができれば、終電逃しても満喫に駆け込む必要はない。
野宿ができれば、47都道府県、全国に寝床ができることを意味する。
そう…野宿スキルが身に付けば、宿代も浮くし、交通費も浮く…!
そう、野宿こそ野蛮さの象徴であり、野宿こそ生命力の象徴なのだ!
とまあ茶番はこれくらいにしておいて
- 寝袋なし
- テントなし
の何もない状態で野宿してきたので、そんな経験から学んだことをお伝えしまっせ!
Contents
1 野宿を寝袋なしテントなしですることになった経緯
簡単に今回の野宿の概要をお伝えしておきますね。
野宿の概要
種別:旅の宿替わり
場所:長野県
期間:1泊2日
時期:7月(一応夏)
メンバー:男2人
属性:野宿未経験
持ち物:長袖上着
テントも寝袋もなかったわけですが、実をいうと最初から野宿を狙っていたわけではないのです(笑)
男のロマンだの偉そうなこと言いましたが、最初は、田舎に泊まろう的なことをしようとしていたのです…!
ただ、現実は厳しく、中々宿が見つかりませんでした…。
唯一、途中で親しくなったマダム達のお家にお邪魔するのも何か気が引けたし…w
その後も、色んなところを探すも…..
結果は惨敗….。
とうとう日も暮れ始め、残った選択肢は、
A:野宿 B:野宿 C:野宿 D:野宿
こんな経緯で、野宿をすることになりました。
低予算の旅で、ホテルに泊まるなんて豪遊はできないからね^^;
2 寝袋もテントなしで野宿するなら、ダンボールを確保しよう
もしあなたが、今から寝袋もテントもなしで野宿をするなら
ダンボールを確保すること
はマストだ。
ボクたちは、近くのコンビニでダンボールを調達しにいきました。
幸運なことに、日本という国ではスーパーやコンビニで無料でダンボールがもらえる!
リソースフルな国ですね。
とりあえずボクたちは、あるだけの量のダンボールをもらいました。
大きいサイズのダンボール2枚/1人の分量ですね。
ダンボールの用途は寝袋(量があればテント)の代わりですね。
- 下に敷くことも、上に被ることもできる(寝袋)
- 組み立てて繋げれば風もしのげる(テント)
とりあえず、ダンボールの確保はマストです…。
3 寝袋の代わりにダンボールを使ってみる
「ダンボールは暖かい……..はずだ。」
そう信じて、タダでもらってきたダンボールを敷いてみます。
持ってきた2枚のうち
1枚→マット
1枚→布団
です。
ん?お?
中々いい感じじゃん!
この写真を見たあなたは、そう思ったのかもしれない。
ボクたちもこの時点では、「田舎に泊まろうよりも数倍おもしろそうだ。」と思ってました….。
そう思ってました。
4 野宿テントなし、寝袋なしはとにかく怖い。
完璧だと思っていたボクたちは2つの誤算をしていました。
- 外で寝るのは思いのほか恐怖なこと
- 凍えるほどに寒いこと
1つ目に、外で寝るのが怖い。
ジョブズも驚くほどのシンプルなデザインを追求してしまったあまり、機能面がおろそかになってしまいました。
つまり、安心感が全くないということです。
いくら男二人でも、こんな防壁も何もない状態で襲われたら太刀打ち出来ません。
もう一度見てください。
いくら何でも無防備すぎました。
変な狂人が刃物を持って飛びついてくるかもしれません。
そしたら人生the endです。
無事に明日の朝を迎えられるのか?
朝まで命があるのだろうか?
目を開けたら、そこにはお花畑が広がってるんじゃないだろうか?
とにかく怖くて、全く眠れませんでした。
5 野宿テントなし、寝袋なしはとにかく寒い
ボクたちが野宿をしたのは、7月でしたがとにかく寒い…!
- ダンボールがスッカスカで、冷たい隙間風が入ってくる
- 地面がとにかく冷たい
鉄壁だと思ってた、ダンボールの寝床も、下の隙間から、冷たい風が入ってきて、足がスースーするんです。
さっきまで、シンプルイズザベストを誇っていたのに、今となっては、シンプルイズザバッドです。
野宿全般に言えることですが、地面ってとにかく冷え込むんですよね。
冷たい地面が、背中一面と接触するわけですから、本当に寒いんですよ。
ダンボールは2枚しかなかったので、下に2枚敷いてしまえば、被るものがなくなってしまいますし…
これが、ダンボールを多めにもらった方がいい理由です!
6 野宿をテントも寝袋もなしでするあなたへアドバイス
6.1 とにかく暖かくしていけ!
夏でも明け方は想像以上に寒い。
だから想定しているよりも温かい服をちゃんと持って行くことをおすすめしますよ。
といっても、「これくらいなら大丈夫だろう」とタカをくくっていますよね。
寒さは想像の1枚上手をくるので
「これくらいなら大丈夫だろう」+1枚の上着が目安です。
2枚持っていくつもりなら、+1枚=3枚
3枚持っていくつもりなら、+1枚=4枚
もし暑かったら、着なければいいだけの話。
服が無くて、凍え死にそうになった時、本当に後悔します。
6.2 地熱の影響を受けないところを探せ!
『野宿の一番の敵は、汝の下にいる』
コンクリートはもちろん、草や芝、土の上でも冷たい。
冷蔵庫の冷気が下から襲ってくることを想像してくれたらいい。
可能なら、公園のベンチのような、下が空洞なところがおすすめ!
もしそんな場所が見つからないのであれば、
- しっかりと防寒するか
- ダンボールを多めに調達して、下に敷く
ことをおすすめします。
6.3 心休まる場所を選べ!
もしあなたが、初めて野宿をしようとするのなら、90%の確立で恐怖に襲われると思う。
テントや寝袋のように、自分の身を守ってくれるものがなければ、なおさらだ!
なるべく、心休まる場所を選ぶといい。
ポイントはこの3つ。
- 人通りが少ないところ
- 適度に暗いところ(真っ暗だと逆に怖い)
- すぐに安全な場所にアクセスできるとこと
6.4 野宿を楽しめ!
これが1番大切なことだ!
野宿は、日本でできる身近なサバイバルといっても過言ではありません。
そんなことができるのだから、とにかく楽しみましょう!
覚えておいてほしい。
- 朝に冷え切った身体で食べるカップ麺は格別に美味い。
- 朝に冷え切った身体で入る銭湯は格別に気持ち良い。
- 何より「あー、生きてるわ」って感覚が得られる。
これは何ものにも代えがたいもの。
7 野宿をこんな風に楽しみました(番外編)
寒くて寝れないときに、5メートルほど先に、5人組の女子大生がこちらに興味を示していました。
どうやら、5人のうち1人の子が終電を逃したようでした。
「き….きた!ついにこの瞬間がきた..!」
僕らの悪魔的な部分が微笑み始めた。
これは…….
需要と供給のマッチングだ….!!
こんなみすぼらしいダンボールでも….!!
女子大生が一緒に寝てくれれば….!!
楽しいに違いない!
さあ、全国の男を代表して尋ねるのだ!
男のロマンは儚く散った。
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