番長
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こんな方に向けた記事です!
- 1日のおわりに、自分に立ち返る方法を探している
- 今日を省みて、明日を生きる術を身に着けたい
- 心がモヤモヤ、整理をしたい
- 今の自分を受け入れたい
- 今日の反省を生かして、明日もっと自分を大切に生きたい
- 夢を生きたい
この記事で紹介する反省の特徴…
- “見返す度”に、自分らしさを大切にできる
- “見返す度”に、明日も頑張ろうと思える
- つまり、1日の反省が、一生続く財産になる
私自身、かれこれ5年以上、書くことを通じて自分を省みています。
過去にも当ブログでは、以下のような内省術を紹介してきました!
これまで書くことの醍醐味は、
- 1日の感情を清算すること
- 体験から学びを得ること
だと思っていました。
もちろん、それは十分な恩恵です。
しかし、書くことの真骨頂は、他にあったのです。
番長
1 今日の反省は一生の糧になる
今日の反省は、今日、明日だけのためにあるものではない。
「過去に書き積んだものから、力をもらい続けること」こそ、反省の真骨頂である。
日記にしても、反省ノートにしても、その真骨頂は「時間軸」で見た時に発揮することに気がつきました。
普通、日記や反省といえば、
- その日に会った出来事
- 学んだこと、気づいたこと
- 未完了だった感情の消化
- 明日をどう生きるか
といったことを書いていきますよね。
⇒これは、「1日を完了する」「1日を締めくくる」という目的でつかわれることが大半です。
これが、
「今日の自分」の反省が、明日の自分のためになる。
「今日と明日の自分」の反省が、明後日の自分のためになる。
「今日と明日と明後日の自分」の反省が、明々後日の自分のためになる。
「今日と明日と明後日と明々後日の自分」の反省が………
といったように、
⇒「1日の力を未来に残していく」という意味合いで使えたらどうでしょう。
なんだか想像するだけでも、心強くありませんか?
番長
例えば、「今日の出来事に感謝する」という反省法を取ったとしましょう。
そんなとき、反省した足跡は以下のようになりますよね。
20XX.11.23 今日は友達のAさんに「いつもありがとう」と感謝された。こちらこそ、ありがとう!
20XX.11.24 今日は勉強が、すごくはかどった。これも、いつも陰ながら支えてくれている母のおかげ。ありがとう!
20XX.11.25 今日は落ち込んでいたけれど、たまたま入った中華屋のおばちゃんに元気をもらった!ありがとう!
20XX.11.26 近所のおばあちゃんに、「これ食べて体力つけや」と黒ニンニクをもらった!ありがとう!
…..
どうでしょう。
嫌なことがあって、「自分はダメだ…」と落ち込んでいる日でも、日々の感謝がズラ~ッと並ぶのを見れば、「あれ、私いいじゃん!!!私恵まれてるじゃん!!!」って力がわいてきそうですよね。
もちろん、感謝以外にも「自分のいいところ」や「誰かの役に立てたこと」でも構いません。
今日反省することの意味は、
- 今日や明日のためだけにあるものではなく、
- 一生続く自分だけの「安全基地」をつくること
なのです。
2 今日の反省をするときは、自分の味方になること
反省をするとき、自分を責めなくてもよい(自分が責めたいと望むのなら責めてもいい)。
自分が「今の自分」の味方になってやることのほうが、ずっと大事だ。
一般的に反省というと、1日の中で「良くなかったこと」や「出来なかったこと」を思い出しますよね。
- 「どうしてできなかったのか」「何がダメだったのか」を明らかにして
- 「改善するためにどうするか」を考える。
これが、一般的な反省の形です。
番長
もちろん、この原因論の形で反省しても構いません。
ただ、今私はこの形で内省することはほとんどありません。
理由は、簡単で
- 見返したときに、力がわいてこないから
- そもそも見返す気にならないから
です。
例えば、気になる異性をデートに誘い出したかった、としましょう。
しかし、怖気づいてしまい、誘うどころか、話しかけることすらできなかった。
これを原因論で反省すれば、以下のような形になります。
「20XX.11.23 今日は〇〇さんを誘い出すことができなかった。嫌われることが怖くて、話しかけることすらできなかった。何がダメだったのだろう。自分には勇気がないことが原因なのかもしれない。自分が臆病なのが原因かもしれない。自分が恋愛経験がないのが原因なのかもしれない。では明日誘うにはどうしたらいいだろう……..」
どうでしょう。
10年後に振り返って「こんな時期もあったな~」と淡い過去を微笑ましく思うことはあるかもしれません。
ただ、近い未来で反省を見返したとき、
- 自分は嫌われることを怖がっている
- 自分は勇気がない
- 自分は臆病だ
- 自分は恋愛経験が未熟だ
ということが再確認されそうですよね。
これは、決して力のわくものではありませんし、わざわざ見返したいとも思いません。
番長
私自身、自己と向き合う姿勢には賛成です。
自己を問い、自己と向き合い、自己を高めようと生きる人間には、清い美しさを覚えます。
問うべきことは、
- 「今の自分」は「今の自分」の味方になってやれているか
- 「今の自分」は「未来の自分」に勇気を与えてやれているか
だと思うのです。
いかなるときも「自分だけは絶対に自分の味方になってやる」というのは
『過去の自分』と『今の自分』と『未来の自分』が1つになること
を指すのではないでしょうか。
日記や反省は、時空を超えて自分を支え、自分を繋ぐ架け橋のようなものだと思っています。
そんな風に、自分で自分を受け入れ、赦してやるかぎり、夢はつづくのです。
そして誰にでも、書くことを通して、自分に勇気を与えることは可能なのです。
正直者が馬鹿を見るというが、そりゃそうだ。正直な人は「見かけの得」より「心が喜ぶこと」を追いかける。正直者はもとから馬鹿なのだ。
けどね、偽りのなく生きた人間が死ぬときに悔いを残すなんて、私には想像できない。馬鹿でも正直者は幸せだと思う。 https://t.co/zceWk8htLf pic.twitter.com/njmtAWDNE0— とむ(テント生活5カ月目) (@tomtombread) October 9, 2019
3 今日の反省は目的論でするのがおすすめ
過去の自分から力をもらうために、今この瞬間の思考や感情をありのまま綴る。
自分を認めて肯定したものが積み重なるにつれ、反省の威力は上がってゆく。
私がおすすめする反省の仕方は、
- 「過去の自分」を赦し&気づき&学び
- 「今の自分」の思考と感情をありのままに綴り&ねぎらい
- 「未来の自分」に勇気を与えられる
この3つを満たすものです。
番長
目的論を分かりやすく言うと、
- 「何でダメなんだろう…?」
- 「何が原因なんだろう…?」
と考える代わりに、
- 「何が良かったのだろう?」
- 「どうなったらいいんだろう?」
- 「本当はどうしたかったんだろう?」
と考えることです。
番長
先ほどの、気になる異性をデートに誘い出したかった例で考えてみましょう。
目的論で反省すると、以下のような形になります。
「20XX.11.23 今日は〇〇さんを誘い出すことができなかった。本当は勇気を出して、話しかけたかった。本当は、食事をしながらお互いのことを赤裸々に話したかった。本当は、出会ってくれたことに感謝を伝えたかった。次は、深呼吸をして、思い切って誘えたらいい。….」
比較しやすいように、先ほどの原因論の反省も引用しますね。
「20XX.11.23 今日は〇〇さんを誘い出すことができなかった。嫌われることが怖くて、話しかけることすらできなかった。何がダメだったのだろう。自分には勇気がないことが原因なのかもしれない。自分が臆病なのが原因かもしれない。自分が恋愛経験がないのが原因なのかもしれない。では明日誘うにはどうしたらいいだろう……..」
どうでしょうか。
目的論の反省の場合、見返したときに、
- 私は勇気を出したい、力強く前を向いている人間だ
- 私は赤裸々に人と話したい、等身大に生きたい人間だ
- 私は感謝を伝えたい、愛がある人間だ
と自分の肯定的な意図が見えてきますよね。
それに、正直な気持ちを汲み取れているように感じませんか?
実は「本当はどうしたかった?」と気持ちを汲み取ることが、自己受容に繋がっているからです。
同じ出来事を反省するにしても、原因論か目的論で、自分を勇気くじくことも、勇気づけることもできるのですね。
番長
番長
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先ほど「日々の感謝が並んでいるのを見ると、嫌なことがあっても力がもらえる」とお伝えしましたね。
これは、感謝を綴ることも、目的論の1つだからです。
感謝に目を向けられているとき、「何が良かったのだろう?」と問えていますよね。
また、先ほど紹介したような
- 自分の良いところ
- 今日、他人に貢献できたこと
- 今日、挑戦できたこと
- 今日、頑張れたこと
なんかも、見返したときに力がわいてきます。
1日の意味づけは、1日のどの体験・感情に意識を向けるかで、180度変わってしまいます。
99%ダメな自分だったとしても、1%好きな自分でいられたのなら、今日は好きな自分を生きられた1日でいいのではないでしょうか。
ぜひ、「過去の自分」も「今の自分」も「未来の自分」も大切にできるか、を基準に反省してみてください。
4 今日の反省は積み重なる。見返せる形で記録する
「今日の反省」は日々、積み重なってゆく。
あとはそれを見返すために、どうするか。
私自身、
- 誰かに見られる恐れがない
- クラウド保存で紛失の恐れがない
- ノートを検索できる
- ネット環境があれば、どのデバイスからもアクセスできる
という理由で、かれこれ3年ほどEver noteというアプリに日記を書いていました。
(この記事でも、そのように紹介しておりました)
⇒ただ今は、「Ever note」の代わりに、「Excel Online」を使っています。
理由は、上記の4つに加えて、
5. 項目別に反省ができる
6. 一覧で見返すことができる
からです。
特に、「一覧で見返すことができる」というのは、想像以上に楽しいものです。
先ほどの、「日々の感謝がズラ~ッと並んでいるのを見ると、嫌なことがあった日でも『あれ、私いいじゃん!!!』と思える」というのも、一覧で見られるおかげですね。
参考までに表を使って、振り返りをすると以下のようになります。
2019.11.23 | 2019.11.24 | 2019.11.25 | 2019.11.26 | |
①今の気持ち/
今日の出来事
|
今日は〇〇さんを誘い出すことができなかった。本当は勇気を出して、話しかけたかった。本当は、食事をしながらお互いのことを赤裸々に話したかった。本当は、出会ってくれたことに感謝を伝えたかった。 | ・・・ | ・・・ | ・・・ |
②明日はどうなったらいい?/
具体的に何する? |
明日は深呼吸をして、思い切って誘えたらいい。 | ・・・ | ・・・ | ・・・ |
③自分の良いところ | ・勇気を出そうと力強く前を向いている
・大きな愛を持って、等身大に生きようとしている
|
・・・ | ・・・ | ・・・ |
④今日頑張れたこと/
挑戦できたこと |
○○さんをデートに誘い出そうと、近くまで歩み寄った! | ・・・ | ・・・ | ・・・ |
⑤今日の感謝 | 今日は友達のAさんに「いつもありがとう」と感謝された。こちらこそ、ありがとう! | 今日は勉強が、すごくはかどった。これも、いつも陰ながら支えてくれている母のおかげ。ありがとう! | 今日は落ち込んでいたけれど、たまたま入った中華屋のおばちゃんに元気をもらった!ありがとう! | 近所のおばあちゃんに、「これ食べて体力つけや」と黒ニンニクをもらった!ありがとう! |
日記手帳のような、1日1ページの様式に慣れている人は、このやり方に抵抗があるかもしれませんね。
「エクセルなんかを使わなくても、ページを遡って、見返せばいい」と思われる方もいるかもしれません。
エクセルの利点は、新聞のように、過去に自分の書いたものがパッと目に入ってくるということです。
今日の反省を書いている隣に、昨日、一昨日の反省がある。そんな自分の軌跡が、直感的に見えるというのが、またすごく新しいですよ。
ここでは、上記5項目を紹介しましたが、私は15項目で振り返りをしています。
自分で足したり引いたり、アレンジできるのが、Excelで振り返りをする利点でもありますので、ぜひ自分だけの反省シートを作ってみてください!
5 まとめ
ここでのポイントは、以下の5つです。
- 反省や日記は、時間軸で力を発揮する。過去に書き積んだものから、力をもらえる。
- そういう意味で、反省や日記は、一生続く自分だけの「安全基地」になる
- 「過去の自分」「今の自分」「未来の自分」に勇気を与えてやれているか
- 反省・日記は、原因論ではなく目的論(本当はどうなったらいいか)で。
- 見返しやすいように、Excelで振り返りするのがおすすめ。
番長
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