この幸福が行く時は、おさらばの時だろう。[782/1000]

この幸福が行く時は、

ああ、おさらばの時だろう。

季節よ、城よ。

 

ランボオ「地獄の季節」

 

深い夜を追い越して 腹に舞い込む幸福が

農夫を照らす澄明に 麦わら帽子でお辞儀しろ

キャベツ畑に横たわり 眠りは溶けあう太陽と

おお 生活よ 幸福よ 無疵な女の手が触れる

己は太陽追っかけて 命の調べを奏でよう

おお 生活よ 幸福よ いざはじまりの地に

 

2024.8.10

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