20歳、それが人生で最も美しいときだなんて誰にも言わせない。[771/1000]
この崇高な人が、自分の崇高さに飽き飽きしたとき、そのときはじめて、彼の美しさが始まることだろう。 彼が自分自身にそっぽを向くときはじめて、彼は自分の影を跳び越すだろう。そして、そう、自分の太陽に飛び込んでゆくだろう。 (…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
この崇高な人が、自分の崇高さに飽き飽きしたとき、そのときはじめて、彼の美しさが始まることだろう。 彼が自分自身にそっぽを向くときはじめて、彼は自分の影を跳び越すだろう。そして、そう、自分の太陽に飛び込んでゆくだろう。 (…
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森へ逃げろと教えてくれた 最後のただひとりの伴侶 真っ赤な太陽が すっかり沈みきってしまう前に 己の涙という涙は あなたの影を追った 人の皮を被った亡霊は まがいものの寂しさに熱をあてる 心が唾を吐き 腐り…
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個人農家さんで仕事をしている。毎日のようにキャベツをいただくので、最近の献立は、もっぱら玄米と塩茹キャベツである。オリーブオイルやごま油をたらすと、香ばしい玄米によく合う。庭先で育てたニラが育つと、そいつも刈り取って食べ…
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まただ。火の鳥は翻り、ゆらゆらと燃える山荘の彼方へ飛んでいく。 俺たちは少年の心を留めて、そいつを無邪気に追っかけるだけだ。 俺はほんとうに猟師になるのか。畑の野菜で生きるには十分。あえて肉を食らわずとも、…
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そのように、かつて私自身も 真理を求める狂気に駆られて 昼を求めるあこがれに駆られて、 昼に疲れ、光を浴びて病気になり、 ―下方に、夕暮れのほうに、影のほうに沈んでいった。 一個の真理によって 身を焼かれ、渇きをおぼえて…
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人は自己から離れる瞬間に苦痛をおぼえるが、同時に同等の、もしくはそれ以上の深い安堵を得る。なぜなら、自己から離れなければ、自己の内に溺れ、心が病気になることを知っているからだ。働きすぎで心を病む人間もいるが、ほんとうに健…
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俺は巷にあふれる健康論に女々しさを見る。運動習慣がたいせつだとか、ストレスを抱え込みすぎないだとか、食生活に気をつけるだとか、いい睡眠をとるだとか、その大半はなんだか湿っぽい。少し科学をかじった者は、食品添加物や農薬、マ…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
私は、社会の連帯感という市民道徳と、国への忠誠という道徳とを、いまはっきり分けないとえらいことになると思うんです。つまり日本では市民社会が成立しかけたといいますが、実際上はこの市民社会というのは、ヨーロッパの堕落した市民…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
われわれが間接侵略に対処するのは、武器によってではない。われわれの魂によってです。魂がなければ、どんな武器を持とうが、も抜けのカラだ。スイスの民兵制度のように、市民が一定の期間訓練を受けて、いつでも立ち上れる用意をする―…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
君子は中庸し、小人は中庸に反す。 君子の中庸たるや、君子よく時中す。 小人の中庸たるや、小人よく忌憚する無きなり、と。 孔子 畑で働いて数日。土砂ぶりのおかげで、車がよくぬかるみにはまる。ぬかるみにはまると、畑の男達は結…