過去に縛られるのをやめて、全部置いていく。すべて背負えるその日まで。

本ブログ「もらとりずむ」、および、youtube「とむ旅」を一度、辞めることにしました。

このブログはかれこれ、1年以上更新が滞っておりましたが、私にとって「辞めた」という認識はなく、「更新したくてもできない」状態にありました。

 

ブログ、youtubeを辞めることにしたのは、「今の自分ともっと繋がり、自分をもっと大切にしたいから」です。簡単にいえば、「自分の100%のエネルギーを自分の人生にぶつけたい」と思ったからです。

 

小さなブログと小さなyoutubeでしたが、私の心の真ん中には、いつも読むことや、観ることを楽しみにしてくれている、読者さんや視聴者さんがいました。数少ない皆さまの存在は、私にとって、とてもとても、大きなものでした。

鬱で死にそうなときは、温かい言葉に救われ、誰かの「励みになった」という言葉は、私にとっても大きな励みでした。ブログを通して、実際にお会いした方もいます。誰かを応援しようと思ったこのブログも、実際には私が応援されることのほうが多かったのかもしれません。

 

しかし、私は未熟な人間です。しっかりと地に足をつけているつもりでも、気づけば「人からどう思われるか」ばかり気にしてしまいます。今目の前にある美しい景色に感動するよりも、どうすれば視聴数が伸びるだろうなんて考えてしまうのです。

浮足立った私には、いつも天と地と、自分自身と他人と、繋がっていない感覚がありました。私はその状態が、自分を大切にできていないと気付くようになりました。

きっと誰しもがスマホを片手に持つ、現代社会では、常に自分と繋がることは、難しいことでしょう。それは孤独で、険しい道だからです。

 

しかし、イチローや、盲目のピアニストの辻井信之さんのような、誰が見ても本物と称される美しい方々は、きっとそんな生き方をされてきたのだと思います。スマホを見つめる時間を、自分と向き合うことに使ってきたはずです。

発信活動をやめたところで、きっとまた別のものに囚われるのかもしれません。これはどこまでいっても、私の心の問題だからです。しかし、今の私には1つ1つを手放して、過去に囚われず、自分と向き合い、自分を生きる時間が必要だと思いました。それが一番、自分のためになると思いました。

 

もらとりずむも、とむ旅も、何年後、何十年後になるかは分かりませんが、自分を精一杯に生きた先で、迎えに来ようと思います。それまでは一度、肩を軽くして、前に進みます。

 

夢は、静かな森に自らの手で家をつくることです。そこで大切な人と暮らすことです。

グランドピアノを森の真ん中に置いて、小鳥のさえずりと一緒に、森いっぱいに演奏することです。そこで小さなコンサートをすることです。

農作物を育て、鶏を飼って、ソーラーエネルギーと、湧き水、必要最低限の生活基盤を整えて、優しさで循環する場所をつくることです。

静かな自然に身を置きたい人、迷ってどこに行けばいいのか分からなくなった人を受け入れて、美味しいおにぎりを振る舞うことです。

子供たちを受け入れて、森の学校をひらくことです。

焚火に手をかざして「温かいね」と人と温もりを分かち合うことです。

 

私はそこに向かいたい。もてる力すべてを持って、全力で走っていきたい。

それには一度、すべての荷物を降ろす必要があると思ったのでした。それが、私の人生を真剣に生きることだと思ったのです。

 

ただ、ここで繋がってくださった方との関係は、これからも大切にするつもりです。

森を開拓して家をつくるなんてことに手伝ってくださる方がいれば、大大大歓迎です。そんな方がもしいらしましたら、ご連絡ください。

何もかもが具体的に定まっておらず、資金面での課題も残っておりますが、1つ1つ向き合っていくつもりです。

 

最後に、これまでもらとりずむ、とむ旅を、ご覧になってくださった方々、私と直接かかわりを持ってくださった方々、本当に、本当にありがとうございました。

ここでの発信活動は、一度区切りにさせてもらいますが、私、内田知弥は、死んだわけではありません。自分のもちうるすべてのエネルギーを、自分の人生に注ぐために、いったん発信をお休みさせていただくということです。

 

温かな大地に根をしっかりと張り、大きな青空を自由に飛べる人間になれたとき、またここでの発信を再開しようと思います。

またどこかでお会いできる日を楽しみにしています。

本当にありがとう。

 

内田知弥

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