対等な関係を築くと人は輝ける。まずは自分と対等であること

 

よく対等な関係というと

  • お互いがタメ語、どちらかが敬語になっていないかとか
  • 尽くし、尽くされるパートナーシップになっていないか

のように、表面上の形でとらえられることが多いよね。

 

けれど対等な関係って、「え?こんなんでいいの?」って思うくらい

すごく単純で、純粋な美しさを秘めるものだってボクは思うんだ。

 

そんな対等な関係を誰かと築けたとき、それはきっと

  • 2人の心を支え
  • 2人の心を鼓舞するような

かけがえのない財産になるのだと思う。

 

 

 

1 対等な関係を築くのは、人は等しく弱いから

人をめぐる旅(岐阜安八郡)

人はみな、等しく弱い。

等しく弱いからこそ、関係は対等なのだと思う

 

最近ボクは、人を巡る旅をはじめたんだ。

高校時代のテニス部のペアだったり、深い付き合いをしたのに疎遠になってしまった女の子だったり、辞めたあと音信不通になっていた大学のゼミの先輩だったり。

この旅をはじめたのは、「”過去に伝えられないまま置き去りになっていた想い”を改めて伝える」ことが目的なんだけれど、自分の気持ちを深く見つめていると気づいたことがあるのね。

 

一人でいることが、どうしようもなく寂しい。

先の見えない未来が、どうしようもなく怖い。

 

だから、あなたを愛し、愛されたい。

だから、あなたを抱擁し、抱擁されたい。

 

だから、仲良くなりたいし、一緒にいたい。

だから、ともに挑戦し、ともに泣き、ともに笑い、ともに喜びたい。

 

自分が伝えたかったことって、全部これだって!

その瞬間、ブワ~ッと涙がこみあげてきて、「ああ、自分は弱い人間だったんだ」ってようやく気づけたの。

 

それでね、

この気持ちって何もボクだけが持つ特別なものじゃなくて、

すべての人が等しく持つものだと思うんだ。

 

お父さんもお母さんも、これまで出会ってきた友達も、憎らしい仕事関係の人も、電車でたまたま前に居合わせたお姉さんや、

屋台でたこ焼きを焼いているおっちゃんも、全員が持つもの。

 

だから人は人と繋がるし、付き合うし、結婚するんだって、ようやく腑に落ちたんだ!

そう考えると、もともと人間関係なんて、対等でフラットなものだって思うの。

  • 寂しい人と寂しい人が素直につながっているだけのもの
  • 先の見えない未来に怖がっている人が、お互いに鼓舞しているだけのもの
  • 愛し、愛されたい人が、結婚して、温かい家庭を育んでいるだけのもの
  • ともに挑戦し、ともに笑いたい人が、一緒に働いているだけのもの

 

弱いものと弱いものが、強くなるために、等しくつながってるんだって。

人と人が対等であるのは、そうゆうこと。

 

2 対等な関係が築けないのは驕り(おごり)だった

人をめぐる旅②(岐阜県安八郡)

対等な関係が築けないのは

「自分は強い人間だ」というおごり

 

実はボクには、人を大事にしてこなかった過去があるのね。

弱い人を見下していたし、強い人にはゴマをすって、損得勘定で人と付き合っていたこともあったんだ。

 

それはずっと、強い人間として生きようって思っていたから。

  • 1人でも生きていけるように
  • 大切な人を守れるように
  • 時代に乗り遅れないように
  • しっかりと食っていけるように

って。

 

なんだかんだ、こんな考え方でも、結果が出てしまっていたから、ボクはずっと傲慢であったんだけれど…

仕事をやめることになって、これまで積み上げてきたキャリアを失うと、「まったくの逆だったんだ!」って、ようやく気づけたの。

 

  • 一人で生きていく力をつけることが、強い人間になることじゃなくて
  • 弱い人間であることを認めて、誰かと生きていくから強くなれるんだ

って。

 

この瞬間に、フワ~ッと肩の荷がようやく下りたんだ。

もっと人を頼ろう。もっと人と挑もう。もっと人と笑おう。もっと人と泣こうって。

 

こんな当たり前のことに気づけないなんて、なんて可哀そうなヤツなんだ…とは思わないよ。

誰もが生きることに必死だからね。

 

けれど、もしこうして読んでくれているあなたが、人と心と心の繋がりを感じられないのなら、この言葉を受け取ってほしいんだ。

ボクはあなたと一緒に笑いたい。

何かに挑戦し、立ち向かい、壁にぶち当たり、一緒に思いっきり倒れたい。

思いっきり泣いて、思いっきり跳ね上がって喜びたい。

あなたを思い切り愛したい。

 

ボクはつまずくことがなかったら、ずっと一人で生きていこうとしていたと思う。

自分の弱さを知らないまま、「寂しい」という感情を必死に抑えながら、誰かを見下して生きていたと思う。

 

今は胸を張ってこう思えるよ!

「弱い人間」になれてよかったって!

 

3 対等な関係は、互いの弱さを知り、強くなれるもの

人をめぐる旅③(三重県四日市市)

「弱い人間だ」って告白し合うから

お互いに「強い人」になれる

 

ずっと前に、心の拠り所(安全基地)についての記事を書いたのだけれど、対等な関係ってまさに安全基地そのものだと思うの。

「安全基地」は簡単に説明すると、「あ~自分ってここにいてもいいんだな~」って感じられるような居場所のことね。

 

ほら!おごりやプライドやを捨てて

  • 「本当は寂しいんだ」
  • 「本当は怖いんだ」
  • 「本当はもっとこうしたいんだ」

っていうことを言い合えて、受け止めあえる関係になったらすごく安心だし、心強くない?

そんな安心感が持てたら、「失敗してもいいや」っていうマインドで思いっきり挑戦できるよね。

 

「だから、私のことを愛して!」っていうのは、また別の話ね。

これは「あなたは私のことを愛しなさい」っていう『命令』であって、決して対等な関係じゃないから。

相手への「期待」は、相手に「命令」しているのと同じなのかもね。

 

自分の心の底にあるピュアな善意を伝え合う。

こんな簡単なことだけで、人って頑張れちゃうのね。

 

 

4 対等な関係を築くには、まずは自分と対等であることから

誰かと対等な関係を築く前に

まずは自分と対等な関係でいること

 

「こんな自分は嫌だ」って自分を蔑んだり、

「自分はダメな人間だ」って落ち込んじゃうこともあるよね。

 

実はこれも「自分は強い人間だ」っていうおごりなのね。

自分の弱さから目を背けて、強くあろうと思えば思うほど、傲慢になっちゃう。

 

ボクがいま旅をしているのは、そんなおごりを捨てて、「弱い自分」として生きるためなんだ。

自分と対等になるって実はすごく簡単なこと。

  • 「本当は自分はどうしたい?」
  • 「本当は自分はどうしたかった?」
  • 「本当はなんて言いたい?」
  • 「本当はなんて言いたかった?」

こんな心の深いところにある気持ちをくみ取ってあげて、偽りなく身体で表現してあげる。

 

ボクはいま、誰かに媚びを売ったり、相手の機嫌を取るために思ってもいないことを言うことに、すごく抵抗感を覚えるの。

自分の心(感じたこと)と、自分の身体(口)が一致していないことが、すごく気持ち悪いんだ。

 

これでいいのだと思う。

自分と対等に接するから、人とも対等になれて、一緒に生きれるんだってね。

 

5 まとめ

今日の話をまとめると、次の3つ。

  1. 自分が弱い人間だって気づけたとき、人は人と繋がれるんだ。それが対等な関係
  2. 対等な関係は、心強いもの。安心・安全を感じられて、頑張れるものだ
  3. 誰かと対等な関係を築く前に、まずは自分と対等でいることから。本心をくみとってみて!

 

みんな、いつもいつも読んでくれて、本当にありがとう!

大好きだ!

 

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1 個のコメント

  • ありがとうございます。
    すごくわかりやすい文章で、自分の弱さを認めるきっかけになりました。
    少しずつ真の人間関係をこらから作っていければとおもってます。
    強い自分、優れた自分でなくてもいいんだと
    少し楽になれました。

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