仕事をほっぽり出してみなでひなたぼっこをしないか[114/1000]
久々にカラッと晴れた。今日はいい秋晴れだ。 こんな日にゃ、めんどうな仕事はほっぽり出して、みなでどこかの緑に腰を下ろして、透明な空気でも吸いながら、のんびりひなたぼっこでもしていたい。みなでひなたぼっこをすれば、だれも働…
久々にカラッと晴れた。今日はいい秋晴れだ。 こんな日にゃ、めんどうな仕事はほっぽり出して、みなでどこかの緑に腰を下ろして、透明な空気でも吸いながら、のんびりひなたぼっこでもしていたい。みなでひなたぼっこをすれば、だれも働…
世界と繋がって華やかに活躍している人間にはない安心が、陽の目を浴びずとも孤独に淡々と生きる人間にはある。 そんなことを感じる日は、いつも生の衝動に息苦しさを感じていて、言葉にならない死の静寂と重みが欲しくなる。そしていつ…
パステル画かと錯覚するくらいの優しい雲に感動する朝、隆慶一郎氏の「死ぬことと見つけたり」にのめり込んでいる。この題名は、「武士道と云ふは死ぬ事と見つけたり」という「葉隠」の有名な一節がもとになっており、死と隣合せに生きる…
いつもどおり始まろうとしている今日は、何回目の今日だろうか。 ふと気になり調べてみると、今日が10,482日目だということが判明した。なんと1万日を超えていた。驚いた。人は27歳、4カ月、16日で、生誕1万日を迎えるらし…
海に行くたびにいつも、スマホを海にぶん投げたらどんな気持ちになるだろうかと想像する。 日本海にいたときもそうだった。夕陽が沈もうとするその先に、右ポケットからスマホを取り出して、大きく振りかぶって思いっきり投げる。薄くて…
「人生を振り返って唯一後悔していることはなんですか?」という問いに対し、9割の人が「もっと冒険しておけばよかった」と答えたという話がある。 昨晩、寝袋にくるまりながら、自分の死を想像した。今から10秒後に天に召されるとし…
岐阜は笠置山。ここで山ごもりをして、今日で8日目になる。 持ってきた食料と水が尽きたので、山を下りることにした。ちょうど1週間。生きるのに必要な分量がなんとなく分かった。 <1週間を生きるのに必要だった分量>…
岐阜、笠置山。山ごもり7日目。朝から孤独に潰されそうになっている。 「自分がいいと思ったものを信じる強さを持て。」やっとの思いで自分を奮い立たせることができた言葉はこれだった。 100日間書き続けても、読者…
岐阜は笠置山。山ごもり6日目。 6日目にもなると、目新しいことはほとんどない。いつものように、一本歯の下駄を、一定のリズムで地面に歯を叩きながら、展望台に向かう。展望台といっても、大きく剥き出しになった岩の塊が「展望台」…
笠置山、山ごもり5日目。 朝からとても悲しい。悲しいことがあったのではなく、心が悲しみを作り出し、思い出している。取り越し苦労は厳禁として、気を起こさないように心がけても、心の癖は意志1つで簡単になおるものではない。 &…