苦労の母は偉大な存在[826/1000]
苦労苦労で死んでった、母ちゃん見てくれこの姿。 ヨイトマケの唄 無気力に苛まれる苦しみを知らないわけではない。だが、力によって生まれる苦しみのほうが、俺たちにとってずっと価値のあるものだ。「苦労」という言葉は前者には当て…
苦労苦労で死んでった、母ちゃん見てくれこの姿。 ヨイトマケの唄 無気力に苛まれる苦しみを知らないわけではない。だが、力によって生まれる苦しみのほうが、俺たちにとってずっと価値のあるものだ。「苦労」という言葉は前者には当て…
右耳を下にして寝ると、起きたときに右耳が聞えなくなる。しばらく時間が経つと、徐々に回復し聞こえるようになるのだが、もしかすると突発性難聴の可能性があることが分かり、耳鼻科にかかることにした。突発性難聴は、時間が経つにつれ…
人間はどこからかやって来て、一つの生活を見つけだす。できあいの生活。ただ人間はそのできあいの服に手を通せばよいのだ。しばらくすると、やがてこの世から去らねばならぬ。否応なしに出てゆかねばならぬ。 (中略) 昔は誰でも、果…
おれたちは力の存在だ。力を信仰し、力に導かれ、力そのものとして、生命を燃焼させていく。この世の不条理に、力強くぶつかっていく。難しいことは何も考えなくていい。なすべきことは、たったこれだけなのだ。 しかし、これが難しく思…
私は物質主義の世の中で窶れ果て、森の隠者となったと言っても過言ではない。人間とは何か、どう生きるべきかを問いながら、二十代はずっと砂漠を放浪していた。砂漠で斃れ、枯れ果てることによって、現代人として養われてきた物質主義観…
男に”なる”という言葉がある。生まれながらにして授かる性別とは別に、男には勝ち取らねばならぬものがある。年盛りの頃は、肉体的に女を知ることで、男になると言われた。だが、もっと大きな意味として、立派…
このまま病院に通っていたら、生命が駄目になると思い、明日も来いという先生の言いつけを破り、仕事に出かけた。所詮は外傷。手術には医者の技術がいるが、治癒段階に入れば主導権は患者にある。毎日、泥だらけになって働くが、しっかり…
葉隠は、高慢によって高慢を超えていけという。エゴイズムによってエゴイズムを超えていく。人間の生活を願い、生活を築かんする私は、生活によって生活を超えていくことを志す。家を建てたり、畑をやったり、猟をやったり、土地深くに根…
旅人は風となり空を追う。生活者は樹木となり、彼もまた空へと伸びる。遠く遠くをみつめて、及ばず。突風に揺さぶられ、落雷にへし折られ。夕焼けの向こう側に、淡い夢を見つづける。西洋に堕ちた旅人は陽気なヒッピーとなる。楽器を鳴ら…
皮を食えば皮膚に効く。身は血を潤し、細胞を育む。芯は奥深く内臓を支え、種は命の源、力を紡ぐ。ゆえに、全てを丸ごと食う。野菜は皮のついたまま、リンゴは芯まで丸かじり。米は力の種となり、日本の精神、奥底に据わる。もし、日本人…