食品や家畜となった途端、霊性は失われる[856/1000]
玄米は霊性食である。もし、日本人が皆、玄米を食うようになれば、肚の底に力が漲り、深い誇りのようなものが呼び醒まされると、半ば本気で信じている。あくまで想像を語るだけである。だが、戦後、給食にパンが導入され、ハンバーガーや…
玄米は霊性食である。もし、日本人が皆、玄米を食うようになれば、肚の底に力が漲り、深い誇りのようなものが呼び醒まされると、半ば本気で信じている。あくまで想像を語るだけである。だが、戦後、給食にパンが導入され、ハンバーガーや…
この引き締まった肉体があるというのに、抱ける女がいないとは勿体ない。激しい肉体労働の日々がつづき、男が見ても惚れ惚れする身体つきになっていることだろう。実際、銭湯に行けば視線を集めることもある。そんな中、農夫であろう爺ち…
やめよう、金のことで思い迷うのは。たかが一万や二万のこと。なけなしの金を運河に投げ捨てた人間だっているんだぜ。ラスコーリニコフのあの果敢な姿を思い浮かべたら、いま自分が後生大事に抱えている物事を、何べん恥じないといけない…
こうしてまた一つ、罪を抱える。人を辱める言動をした後、己は必ず後悔するのだ。正しさの問題ではない。そこを論点にするのは、物質主義者のやり口じゃないか。ならば何の問題か。小人の道徳。八方美人のお化粧が、崩れたことを嘆くのか…
わが友よ、のがれなさい、あなたの孤独のなかへ!あなたは、いわゆる世の偉人どものひきおこす喧噪によって、耳をつぶされ、また世の小人どもの毒をもった針によって、刺されつづけているではないか? 森と岩とは、気品にみちた沈黙をも…
人間は死に場所を求める存在である。生という不安定な海に漂う”自分”という存在を、安定させるには死に向かうしかない。その最も身近な手段が労働である。われわれは、組織に身を捧げることによって、自己から…
物質主義の世の中では、労働(時間)の対価として賃金が支払われる。両者の関係は対等に成立しているようにみえるが、われわれの存在本質がエネルギーであることを思い出せば、物質だけで関係を語ることが未完であることに気づく。たとえ…
採石場で、軽トラ一杯の砕石をもらってきた。これを、土台を乗せる基礎石の下に埋める。40センチ四方、深さ70センチの穴に入れて、30センチごとに転圧していく。 軽トラでもらってきた砕石の3分の1を使って、ようやく穴一つを完…
ついに肉体も限界を迎えたか。肚の気力が雲散霧消し、身体が激しく眠りを要求している。昨日、早朝から働き通しで、家づくりに使う束石を十個ほど運搬していたところ、私の運転する軽トラが遅かったために、後続車に煽られた。その瞬間、…
幸福の毒性を誰が信じよう。おれには人のオーラなんぞ見えないはずだが、くすんだ色合いはよく分かる。色の混ぜ過ぎ、これは虚飾。実際、女手一つで子を育てる貧しい暮らしぶりの母よりも、ある程度、金を持った”進歩人気取…