あなたはあなた自身の炎で、自身を焼き尽くそうと思わなければならない。自身がまず灰となるのでなければ、どうしてあなたは新しいものとなることを望めよう!
ニーチェ「ツァラトゥストラはこう言った」
真赤に燃える赤と金。
パチパチと音を立て鮮烈に燃える炎から、神の息吹を感じやしないか。
ああ、怒りは貴く、軽蔑は貧相。
灰と化した夢の残骸を、おまえはまだ悲しむことしか知らない。
同情する卑小な心に、罪と怒りを焚きつけよう。
温情に涙する小さな炎に、高山の冷気を吹きつけよう。
夜を燃やす月の静寂に、生命は泣いて溶け込もう。
2024.12.31