俺の精神が、この瞬間から絶えずはっきりと目覚めていてくれるものとしたら、俺たちはやがて真理に行き着くだろうに。真理は俺たちを、泣いている天使らをつれて取り巻くであろう。
ランボオ「地獄の季節」
何のための精神か。何のための修身か。永遠に服する心も、祖国に捧げる魂も、肉体のうちに収斂する以上、今日この日をただしく在ることの他に、如何なる価値を見出せよう。民あっての王であり、人間あっての神である。あの世がこの世の苦しみを嘆くためにあってなるものか。今日、挫けそうになるところ、悪意に屈しそうになるところを跳ねのけて、心を諫めることに専念せよ。亡霊は労働の昼に焼かれ死ね。肉塊は冷涼な夜に息を吹け。精神は生死を繰り返し、絶えず目覚めていよ。やがて真理に行き着くその日まで、まっすぐ、まっすぐあれ。
2024.7.1
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