この脆い生命でギリギリの戦いをしている[278/1000]
仕事をしている。好きことを仕事をしているわけではない。むしろ、今の仕事は、好きとは無縁のことをしていて、向いてもいないと思う。 それでも仕事をするのは、この生命を、文明にぶつけるためである。文明にぶつかって、文明の中で、…
仕事をしている。好きことを仕事をしているわけではない。むしろ、今の仕事は、好きとは無縁のことをしていて、向いてもいないと思う。 それでも仕事をするのは、この生命を、文明にぶつけるためである。文明にぶつかって、文明の中で、…
数日間の苦しみがようやく去り、爽やかな朝がやってきた。昨晩の雨でぬれた大地が、太陽で美しく輝いている。 苦しみを散々吐露して、見苦しい姿を残してしまった。苦難は去ったといっても、安らぎは束の間であることは間違いない。今日…
西暦2023年3月23日。まだ生きている。やばくなっているが、魂の救済は諦めていない。 魂の毒を食らいすぎて、ここ数日はとにかく悶え苦しんだ。今も渦中にいる。このままだと死にかねないと思い、音楽に救いを求める。初めて、モ…
いったい何が私を苦しめるんだ。なんで毎日、毎日、死にそうになってるんだ。 今日、食べる物がある。眠るところがある。迫害もされず、空から爆弾も降ってこない。 満たされているはずのこの現代で、魂だけが悲痛の叫びをあげて、渇き…
毎日、死にたくなってるのを見ると、もう本当に病気なんじゃないかと疑いたくなるし、実際、社会から見たら病気みたいなもんだろう。人間として生きようとする魂が、地上とに不和を生むかぎり、心に苦しみが生じることはやむを得ないのだ…
危うくやられるとこだった。食い殺してやったのさ。 悪魔は心を貪って、我を狂気へと導く。 死ぬか死なんか崖の淵。胸に刃を突き立てて。 ああ狂ってる、狂ってる。この世はなんておぞましい。 虚無のすべてを飲み込んで、天に誓いを…
不幸で乱暴で苦悩に満ちて、それでいて高潔な魂が、重い。魂の重みが全身をすっかり覆うとき、まるで世界に別の重力が生じたようで、心もろとも地に沈んでいく感覚が、人間として生々しく懊悩していることを実感させてくれる。幸せで軽薄…
本当に捨て去ったものは、決して思い出されることがない。思い出されるかぎりは、捨て去ったようで捨て去っていないのであって、場合によっては、幼少の頃の母との記憶のような、この上なく尊いものを、知らぬままずっと握りしめて生きて…
魂が死に行くならば、岩の上で眠りたい。 痛みとあれこそ草枕、凍えて丸まり陽を望む。 我が身体は粗野にして、大地に涙を流せよう。 孤独な時間はついに去り、世界に慈悲が降り注ぐ。 眼光は陽を貫きて、諸行無常の世に幸あれ。 &…
大車輪 大きな宇宙に生きていて、自分を見ていて何になる。 荒れ狂う濁流なくして、どうして生命を燃やせよう。 地上に閉ざされ、彷徨いながら、魂はどこに落ちている。 神はいるのかいないのか。自分は…