現代の幸福は自然を克服した先に描かれる。[922/1000]
年の瀬だ。再び森にやってきた両親に、屋根張りを手伝ってもらっている。支えてもらう人がいるだけで、効率も精度も段違いに上がる。お陰で、何とか年内には屋根を張り終えられそうだ。 日が暮れてもヘッドライトをつけて働きつづける私…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
年の瀬だ。再び森にやってきた両親に、屋根張りを手伝ってもらっている。支えてもらう人がいるだけで、効率も精度も段違いに上がる。お陰で、何とか年内には屋根を張り終えられそうだ。 日が暮れてもヘッドライトをつけて働きつづける私…
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柿渋を知っているだろうか。まだ青い柿を潰し、水を混ぜて発酵させ、臭いが出てきたら濾過して圧搾する。液体を一年熟成させれば、柿渋はできあがる。世話になっている爺ちゃんから、昔は家の中のあらゆるものに柿渋が塗られていたと聞い…
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今年の夏は、百姓のもとで世話になったが、霜が降りる時分から畑の仕事はなくなっていく。冬を越せるか心配した農夫は、私に冬の仕事を紹介してくれた。氷餅といって、もち米を凍らして干して乾燥させたものをつくる仕事である。氷餅の製…
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変わらず家づくりをつづけている。外断熱をほどこし防水シートを被せた。その上に垂木を流し、いよいよ屋根材を張るところまできた。屋根を張ってしまえば、ひとまず建物が雨雪から守られるので安心できる。そこまで突っ走って、年の区切…
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私の棲む森は、標高1000mの地点にあり、冬はマイナス10度以下に冷え込むこともある。日中も最高気温が氷点下である日も特別めずらしくなく、ペットボトルに汲んできた水はストーブのそばに置いておかないと、凍って飲むことさえで…
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荒野のはてに 夕陽は落ちて 妙なる調べ 天より響く Glo — ria, In Excelsis Deo Glo — ria, In Excelsis Deo 賛美歌106番「荒野の果てに」 メリ…
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心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。 悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる。 義に飢え渇く人々は、幸いである。その人たちは満たされる。 わたしのためにののしられ、迫害され、身に覚えの…
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静けさ真夜中 貧しうまや 神のひとり子は み母の胸に 眠りたもう やすらかに 静けさ真夜中 星はひかり 羊飼いたちは うまやに急ぐ 空にひびく 天使のうた 「カトリック聖歌集111番」 一年前のクリスマス、諏訪湖沿いの教…
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まことに、わたしは願う。そうした狂気が、真理とか忠実とか正義とか呼ばれるものとなればいいが、と。だが善人たちは、ただ長生きをし、あわれむべき快適な生活をするために、徳を持っているのだ。 ニーチェ「ツァラトゥストラはこう言…
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「二つ二つのうち早く死ぬ方に片付くばかりなり。我人、生くる方が好きなり。多分好きの方に理が付くべし。」 決断を迫られる度、葉隠の言葉を思い起こしてきた。早く死ぬ方はどちらであるかと。だが、どうも私は頭が大き…