一労働者として働くほど生命は蘇る。[920/1000]
今年の夏は、百姓のもとで世話になったが、霜が降りる時分から畑の仕事はなくなっていく。冬を越せるか心配した農夫は、私に冬の仕事を紹介してくれた。氷餅といって、もち米を凍らして干して乾燥させたものをつくる仕事である。氷餅の製…
★1000日投稿 【2022.6.20~2025.5.25 達成】
今年の夏は、百姓のもとで世話になったが、霜が降りる時分から畑の仕事はなくなっていく。冬を越せるか心配した農夫は、私に冬の仕事を紹介してくれた。氷餅といって、もち米を凍らして干して乾燥させたものをつくる仕事である。氷餅の製…
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変わらず家づくりをつづけている。外断熱をほどこし防水シートを被せた。その上に垂木を流し、いよいよ屋根材を張るところまできた。屋根を張ってしまえば、ひとまず建物が雨雪から守られるので安心できる。そこまで突っ走って、年の区切…
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私の棲む森は、標高1000mの地点にあり、冬はマイナス10度以下に冷え込むこともある。日中も最高気温が氷点下である日も特別めずらしくなく、ペットボトルに汲んできた水はストーブのそばに置いておかないと、凍って飲むことさえで…
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荒野のはてに 夕陽は落ちて 妙なる調べ 天より響く Glo — ria, In Excelsis Deo Glo — ria, In Excelsis Deo 賛美歌106番「荒野の果てに」 メリ…
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心の貧しい人々は、幸いである、天の国はその人たちのものである。 悲しむ人々は、幸いである、その人たちは慰められる。 義に飢え渇く人々は、幸いである。その人たちは満たされる。 わたしのためにののしられ、迫害され、身に覚えの…
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静けさ真夜中 貧しうまや 神のひとり子は み母の胸に 眠りたもう やすらかに 静けさ真夜中 星はひかり 羊飼いたちは うまやに急ぐ 空にひびく 天使のうた 「カトリック聖歌集111番」 一年前のクリスマス、諏訪湖沿いの教…
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まことに、わたしは願う。そうした狂気が、真理とか忠実とか正義とか呼ばれるものとなればいいが、と。だが善人たちは、ただ長生きをし、あわれむべき快適な生活をするために、徳を持っているのだ。 ニーチェ「ツァラトゥストラはこう言…
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「二つ二つのうち早く死ぬ方に片付くばかりなり。我人、生くる方が好きなり。多分好きの方に理が付くべし。」 決断を迫られる度、葉隠の言葉を思い起こしてきた。早く死ぬ方はどちらであるかと。だが、どうも私は頭が大き…
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私は、もう冬の寒さがほしくてたまらなくなっている。「おお、冬の寒さで私がふたたびパチンと音を立ててギシギシ軋むくらいがいいのに」と、私はため息をついた。―すると、氷混じりの霧が私の内から立ち昇ってきた。 「ツァラトゥスト…
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来る日も来る日も、家づくり。気づけば、ロフトが完成している現実に、なんだか哀しい気持ちになった。人間が時を歩んでいるのではなく、時がおれたちを運んでいるのだと。いったいどこへ…。その先を見つめれば、日常としての今に、不変…